転職して新しい職場に求めるものは人それぞれですが、今の給与が低すぎるので、とにかく給与アップを目指したいと転職する人も少なくありません。ここでは、転職で給与アップできる保育園を紹介してくれる転職サイトについてご紹介したいと思います。
適正な年収とは
まずは、今貰っている給与が年齢と経験に見合った金額なのかどうか、マイナビ保育士で年収診断を実施してみましょう。
給与を構成する要素
リアルな年収が分かったら、給与の仕組みについて再確認する必要があります。
基本給
求人票に書かれている基本給の欄をチェックします。ここで大事になってくるのが、手当が含まれているかどうかという点です。さらに、年齢別の基本給の平均が分からないと、記載されている金額が妥当なのかどうかも判断できません。
厚生労働省が調査した資料によると、年代別の給与の平均額が公表されています。
自分の年代の欄を見て、この金額を目安に求人票をチェックするようにしましょう。
所定内給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | |
性別 | 男性保育士 | 女性保育士 |
20~24歳 | 219,300円 | 213,000円 |
25~29歳 | 219,200円 | 246,400円 |
30~34歳 | 281,100円 | 239,500円 |
35~39歳 | 275,800円 | 252,700円 |
40~44歳 | 405,600円 | 248,400円 |
45~49歳 | 314,600円 | 254,300円 |
50~54歳 | 268,600円 | 235,200円 |
55~59歳 | 220,600円 | 251,600円 |
保育士(全体) | 262,700円 | 603,300円 |
経験加算
基本給はあくまでもベースとなる金額なので、経験に応じた金額が加算されるケースがあります。この経験加算は、個人によって経験年数の差があるので、基本給の額を確認したら、経験考慮などの記載があるかどうかチェックします。
もし、経験考慮、経験を加味して基本給に上乗せ、などの文言がない場合は、すべて一律の設定というケースもあるので注意が必要です。
また、基本給は、210,000円~280,000円のように幅を持たせて書かれている場合もあります。保育士としての経験年数は大事なキャリアです。
基本とは別に経験が加味されるかどうか、チェックする必要があります。しかし、基本給の具体的な金額や、経験加算がどれくらいつくのかは募集要項では分かりません。
そこで、転職できたけど、実際に給与明細を見たら違ったということがないように、転職サイトを利用して、担当者に応募したい保育園に問い合わせをしてもらい、基本給の額や経験加算がどれくらいプラスされるのか確認してもらいましょう。
転職サイトは、無料の会員登録をすれば誰でも無料で利用することができるので、利用しない手はありません。
ボーナス
基本給の次に見て欲しいのがボーナスの支給回数です。賞与やボーナスの欄をチェックして年に何回支給なのか、そして前年度どれくらい支給したのか実績があれば確認します。
しかし、多くの保育園は業績に応じてボーナスが支給されるため、募集要項ではボーナスの支給実績が書かれていません。
こちらも基本給と同様、応募する前に転職サイトの力を借りる必要があります。
基本給の額を確認してもらい、前年度どれくらいボーナスを支給したのか実績を聞いてもらいましょう。
昇給額
次に見落としがちなのが、昇給額についてです。いつ昇給があるのか、そして具体的にどれくらい基本給が上がるのか、募集要項には記載されていません。
法人の規定や業績に応じて変わってきますが、昇給が全くないという保育園も少なくありません。
昇給は基本給にプラスされるので、次の年の手取りにも関わってきます。そしてボーナスの金額も変わってくるので、具体的にどれくらい給与があがるのか、転職サイトに登録して昇給額について確認してもらいましょう。
手当
各種手当は基本給とは別に支給されるので、手取りがアップする要素になります。
どんな手当てあがり、どれが該当するのかを知ることで、月にもらえる手取りが変わってくるためです。
しかし、一方で基本給を高めに設定して手当を込みとしている法人もあります。
基本給と経験加算がプラスされてものに、手当が加わったものが今の給与よりも高ければ転職候補のひとつになります。
年収ベースも視野に入れる
給与アップの考え方は、基本給と経験加算、手当とボーナス、そして昇給額などチェックするポイントがたくさんあります。
ある程度の金額が見えてきたら、年収に置き換えて計算してみましょう。年収の計算の仕方は以下のようになります。
しかし、これらを一人で情報収集するのは困難なので、月々の給与アップと年収が上がるように転職サイトの担当者に相談するのが賢明です。
経験加算は応募時には分からない
求人票で基本給は掲載されていますが、保育士の経験加算は、ひとりひとりのキャリアを踏まえて決定するので、募集要項には詳しく書かれていません。
給与アップを望むなら、転職サイトを利用して、経験を加味した基本給を把握した上で応募するかどうか検討する必要があります。
しかし、個人では応募する前に経験を加味した基本給がどれくらいなのか知ることはできないので、転職サイトに登録して、聞きにくいことは担当者に代理で聞いてもらい情報収集をしましょう。
転職サイトを利用して事前にチェック
転職サイトを利用するメリットは、無料で転職にまつわるサービスが受けられること。そして個人では聞きにくい基本給やボーナスがどれくらい支給されたのか、代理で聞いてもらうことができます。
応募する前なので、あなたが聞いたということは保育園側に分かりませんし、結果を聞いて応募するかどうか判断する材料になります。
転職を成功させている保育士は、転職サイトを上手に活用しているので、利用しない手はありません。
面接後に代理で給与の条件交渉を
あらかじめ基本給や経験加算について把握した上で応募したとしても、面接後に提示された給与が想定よりも低いというケースもあります。
面接で給与の条件提示がされるということは、合格(内定)として提示するので想定よりも低い給与が提示されてしまうと断りづらいものです。
面接で提示された金額に不満があるなら、後日転職サイトの担当者を介して給与の条件交渉をしてもらことも可能!妥協して転職してもいつか「やっぱりあの時断っていれば」と思ってしまうかもしれません。
転職に給与アップを求めるなら、年代別の平均給与を踏まえた上でどれくらいを目指すのか、それが可能なのかどうかも転職サイトの担当者は熟知しています。
高望みなのか、それとも担当者の交渉をがんばってもらえば可能かも踏まえて相談して決めるようにしましょう。
転職サイトは、転職にまつわるさまざまなサポートをすべて無料で受けられるのですが、担当者も人間なので相性があります。 仮に合わない場合は、信頼できない人と一緒に進めても良い結果に結びつきませんし、ストレスが溜まるだけ。また、保育士が転職に何を求めるのか、汲み取る力や実現する実行力が求められるので、相性を見極めるために、複数のサイトに登録して比較することがポイントになります。 確実に転職を成功させるためにも、かけるべき労力だと捉えて、複数のサイトに登録してこの人なら任せれるという会社を見つけましょう。転職サイトは複数登録して相性を見極める
- 無料の会員登録
勤務形態・施設形態・通勤可能なエリア・希望給与額・福利厚生のチェック・就業開始日
- 求人紹介
- 面接の日程調整
- 合否(内定 or 辞退)
給与アップを希望する人におすすめの転職サイト
求人は募集が出るタイミングがあるので、思った時にすぐに登録することで、チャンスを掴むことにつながります。転職を成功させるなら、転職サイトに登録してサポートを受けましょう。
それぞれの転職サイトの口コミからみるデメリット。そして登録するメリットについて詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
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