退職させてもらえない。保育士が引き止めにあった時の対処法

やっと転職先を見つけ、園長に退職の意思を伝えた所、想定外の引き止めに合うことも少なくありません。

「やっと辞められる」と思っても、「あなたが必要だから辞めないで」と説得されてしまうと心が揺らぐものです。そこで、退職の引き止めにあった時の対処法について考えてみたいと思います。

引き止めるのは、次の保育士がいないから

保育士の求人が増えて、転職先が選べるということは、どこの保育園でも慢性的に保育士が不足しているということも考えられます。

一人を採用するのに、膨大な広告費をかけて採用活動を行いますが、保育園を開園するスピードと、保育士の採用が追いつかない状態です。

一人の保育士が抜けてしまうと、その分補充をしなければならず、それでなくても本来配置しなくてはいけない人員も補充できていないことから、「籍だけでも!」という思いで引き止めるケースも少なくありません。

単純に次の保育士の見込みがない場合と、配置すべき体制が割れてしまうこと。そして一人辞めてしまうと、同じような不満を持った保育士が、芋づる式に辞めてしまうことを防ぐ目的の含まれているのです。

引き止めるなら、あなたの良い部分の評価が出てくるはず

保育士の配置という運営的な問題で引き止めることもありますが、あなたのスキルを評価するからこそ、退職しないで欲しい!と訴えてくることもあります。

しかし、多くは運営的な問題を回避するために話し合いをするので、
「あなたが抜けてしまうと他の保育士は休みが取りづらくなってしまう」ということや、
「保育のシフトが作れなくなる」という理由は、保育園側が困ることであって、あなたでなくてもいいのですよね。

あなたの資質やキャリアを評価して、「もっと保育園で後輩保育士を引っ張っていく存在になって欲しい。」
という具体的な理由があるなら、あなたの保育や勤務態度の良い部分をメッセージとして伝えるはずです。

「後輩保育士への指導も的確で、これからこの保育園を引っ張っていく人材になって欲しい」
「悩みがあるなら、改善できるように、園長としても取り組んでいくことを約束する」

このような言葉が聞けると気持ちも少し揺らぎますが、
「だったら、もっと早く悩みを聞いて、改善できたでしょ」と思うもの。

一時的にあなたに聞こえの良い言葉を並べるかもしれませんが、一度決めたことは貫いて新しい道へ進むことを強く意識しておきましょう。

退職理由を固めておく

退職させないために、いろいろな言葉をかけて心を揺さぶってきますが、人によっては、引き止められないケースもあります。

それは、勤務態度が悪かったり、遅刻が多い、シフトの調整が柔軟でないなど、保育園側に不必要な人材は引き止めません。

そのような保育士は、「辞めてもらって構いません」という態度で退職の手続きもスムーズに進みます。

引き止めにあったからといって、あなたの評価が高いわけではないですし、他の保育士も同じかどうかも分かりません。

しかし、円満に退職して次のステップに進むためには、退職の話し合いで時間を取られてしまうと次の準備も進まなくなります。

そこで、もし、引き止められたらどう答えるのがベストか!という理由付けを事前に考えておきましょう。

一身上の都合や、体調不良、家庭の都合など一般的な理由を考えておき、聞かれたらその答えを貫き通すことです。

しつこく退職を撤回するように求められると、うるさく感じ、他の理由も付け加えてしまうと、この保育士は何か別な理由があって退職するんだと感づかれてしまいます。

退職届けに書いた理由と、面談で伝える理由は同じにしなくてはいけません。

面談を申し込まれたら直前に時間の制限を伝える

退職届けを提出し、意思を伝え、数日後に「一度話し合いましょう」と面談を持ちかけられるケースがあります。

退職にまつわる引継ぎのことかと思いきや、蓋を開けてみると、
「退職する理由は?」
「人間関係で悩みを持っているの?」
「解決させるからそのまま園に残って欲しい」
など退職の撤回を求めた話し合いになることも。

面談はどのようなことを話すのか、内容を聞いた上で、
「退職の理由をもう一度きちんと聞きたい。」
という趣旨であれば、
「15分程度しか時間を取れませんがよろしいですか。」
と事前に時間の制限を持たせるのが有効です。

多くは、退職者と保育園側の主張を繰り返す形に発展してしまい、お互いが譲らず時間は経過するばかり。

結果、話し合いに3時間もかかったけど、中身のない話し合いだったということもあるのです。

勤務が終わってから、19時スタートなら、19時15分まででお願いしますと、それ以降は時間が取れないことを先に伝えておきましょう。

給与の条件を提示されても揺るがない

引き止めが難航すると、給与や待遇面の条件を上乗せして提示してくるケースもあります。

今の月額より金額をあげるからという口約束に騙されて、退職を撤回した保育士も。

月額を◯円上げるなどの金額交渉は、他の保育士との兼ね合いもあり、現実的には非常に難しい部分があるので、信用してはいけません。

仮にあなただけ上がってしまったことを、他の保育士が知ってしまったら、「なんであの人だけ!」と腑に落ちないですよね。

条件は現実的に一人だけ上げるということはできないですし、その条件がこの先何年も続くかどうかの保障もないので、絶対にどんな条件を提示されても退職の意思を曲げないことです。

まとめ

退職を引き止める裏の理由には、保育士の補充の問題が絡むので、言葉巧みに誘導されても、意思を貫き通すことが重要です。そのためにも、就業規則を確認し、退職にまつわるルールを確認して、早め早めの準備をしておきましょう。

引き止められてもブレないためには、自分に合った職場を見つけること。

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