今の職場を辞めたいけれど「退職させてください」と伝えるのは勇気がいるものです。もし引き止められたら、気持ちも揺らいでしまいますし、園長や主任に対して不信感を持っているのなら、話すのも嫌なものですよね。
そんな退職にまつわる悩みを解消すべく、退職代行のサービスがあるのをご存知ですか。そこで、保育士が退職代行を利用するメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
「退職代行」のメリット
即日退職ができる
退職するためには、退職を希望する日の1ヶ月もしくは2ヶ月前までに伝えるというルールを定めている法人がほとんどです。 しかし、心身共に体調を崩している場合や、他の保育士と合わない場合などは1日でも早く辞めたいと思うものです。
退職代行は、文字通り退職を代理で伝えてくれるサービスなので、就業規則で定めれていてもすぐに辞めることも可能なのです。
顔を合わせずに退職できる
代理で退職の意思を伝えてくれるため、園長や主任が嫌な場合は、顔を合わせず退職することができます。 また、他の保育士の目を気にしなくて済むというのも大きなメリットなのではないでしょうか。
ストレスから解放される
自分で退職を伝えるためには、退職のためのスケジュールを作り、伝える文言を考えなければいけません。保育士の仕事にストレスを感じているのに、プラス@でやらなければいけないのは苦痛でしかありません。 退職代行を使えば、すべて代理で行ってくれるので、大きなストレスから解放されるのです。
「退職代行」のデメリット
お金がかかる
退職代行は、当然費用が発生します。サービスも多様化していますが、費用の相場は20,000円から50,000円と業者ごとに料金設定が違います。 自分で伝えたらお金はかかりませんが、伝えられないからこそお金を払ってでも今の状況は変えるべきなのではないでしょうか。
同僚との関係が悪化する可能性も
保育園に行かなくても辞めることはできますが、残された保育士はどのように思うでしょうか。「あいさつもなく突然辞めた。」と思う人もいるかもしれません。
仲が良い保育士とは、退職してからも関係を維持したいものですが、関係悪化を防ぐためにも、事前に「このようなサービスを使わざるを得なくなった。」と一言伝えておくと印象も変わるのではないでしょうか。
業者選びが難しい
退職代行は、業者選びがとても難しく、できれば安く済ませたいと費用で選んでしまうと、後々のトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため注意が必要です。
「退職代行」はこんな人におすすめ
「退職代行」業者を選ぶポイント
代行業者ではなく弁護士に依頼する
退職代行の業者を選ぶポイントは、ズバリ!代行業者ではなく弁護士に依頼することです。代行業者は「辞める」という意思表示を伝えるだけなのに対して、弁護士は有給の取得交渉や、退職後の手続き、そしてパワハラを受けた場合は労災の申請相談にも対応してくれるのです。
弁護士に依頼すると50,000円前後になりますが、辛い状況を抜け出すためには必要な投資かもしれません。
「退職代行」の流れ
退職代行サービスは、問い合わせをして無料の相談を行い、その後実際に辞めたい日を確定させ退職代行に移ります。まずは、無料相談を受けて現状を話しどのような流れで進むのか、そして不安に思っている点を相談してみてはいかがでしょうか。
相談できる選択肢が多い
退職代行は、相談できる選択肢が多いという特徴があります。LINEでも気軽に相談ができるので、あなたが一番使いやすいというもので相談してみましょう。

辛い状況が続いているなら、サービスを利用して次のステップに進めるよう、仕事の整理をしましょう。