保育士の辞め方、コレだけは絶対やってはいけないダメな事例7選

保育士の仕事は想像以上に過酷なものです、がんばって働いても給料が安く人間関係もドロドロ「保育士なんて辞めたい」と自暴自棄になった経験がある人も多いのではないでしょうか。

円満退職が良い事は分かっていても、追い詰められると判断能力も落ちてしまうものです。そこで、保育士が絶対にやってはいけないダメな辞め方について考えてみたいと思います。

きれいに辞めて良い職場に巡り合うためには、辞め方も大事!早速見ていきましょう。

辞め方があなた以外に与える影響とは

きれいな辞め方をしないと、あなた以外のさまざまな人に影響を与えてしまいます。それは、一緒に働く保育士と何の罪もない子ども、そして保護者も裏切ることに。具体的にどのような影響を与えてしまうのでしょうか。

もう限界なんです!
辛いですよね。ストレスが溜まっているのならいっそのこと転職しましょう。その前になぜ辞め方が大事なのか見ていきましょう。

残る保育士を不安にさせてしまう

退職にはルールがあり、ルールを守れば問題ありません。しかし、そのルールを破ることは、社会人として絶対にやってはいけないことです。

「◯◯さんが辞めるらしいよ」という噂が保育士の中で広まることで、残される保育士は不安になるものです。

それは、あなたが担当していた業務を誰が引き継ぐのか。そしてシフトの調整や、辞めた理由をあれこれ想像し「この保育園は大丈夫なのか」と悪い噂が広がってしまうためです。

〇〇先生が辞めるなら、私も辞めようかなと退職の連鎖につながってしまうことも少なくありません。困るのは子どもや保護者、そして残された保育士であることを意識しましょう。

子どもや保護者に不安を与えてしまう

退職を園長に伝え、受理されたらその後どのように保育士や子どもたち、そして保護者に報告するか相談を行い、順番に進めていかなくてはいけません。

しかし、このステップを飛ばしてしまうことで、子どもたちや保護者を不安にさせてしまうのです。いつも一緒にいてくれた、大好きな先生がいいなくなることを突然聞かされたら、子どもはどのように感じるのでしょうか。

もちろん、淋しい気持ちになりますし悲しませてしまうことになります。退職がダメという事はなく、ルールを守りステップを踏んで行くことが重要なのです。

保護者の噂や不満が保育園の評判を落とす要因に

保育士が辞めるということは、今後も引き続き預かってもらえるのかという不安にもつながります。噂が噂を呼び、保育士が定着しない保育園とマイナスイメージがついてしまうかもしれません。

一人の保育士の退職が、保育園の評判を落とすことにもつながってしまうため、退職の進め方については慎重に考える必要があります。

辞め方があなたに与えるダメージとは

ダメや辞め方をすると一緒に働く保育士や子ども達、そして保護者や保育園にも迷惑をかけることになります。

では、当事者には何もリスクがないのでしょうか。もちろん、今後の人生に大きな影響を与えてしまうのです。

転職時に与える影響

今の保育園が嫌で、違う保育園に転職する場合、当然退職理由を聞かれます。

マニュアル本を読めば、無難な退職理由を予め考えておくことはできますが、面接官もプロなので、その理由が正当なものなのかは分かってしまいます。

おかしな言動があった場合には、勤務していた保育園に連絡し、勤務態度はどうたったのか確認することも。すると嘘が簡単にバレてしまいます。

この場合、嘘の退職理由を話した事になるので不採用になるケースもあるため注意が必要です。他人に迷惑をかけて、自分だけが成功する事はあり得ません。
では、どんな辞め方がダメなのか、一つずつ見ていきましょう。

7つのダメな辞め方

保育士が退職する際に絶対にやってはいけない辞め方は以下の7つです。具体的にどのようなことなのか見ていきましょう。

  1. 突然辞める
  2. メールや電話で退職を伝える
  3. 退職が決まった後に保育園の人間関係を乱す行為を行う
  4. 保護者や子供に退職を話してしまう
  5. 退職が決まった後の遅刻や体調不良を繰り返す
  6. 後任保育士に引き継ぎを行わない
  7. 転職先の保育園に保育士を引き抜く

突然辞める

まずは、人としてどうなのかを問われる突然来なくなるという辞め方です。出勤しなくなる。連絡なしに欠勤する。というのも同様です。

これはあり得ないと思いますが、追い詰められてしまうと、今後の事はどうなったっていい
という気持ちから衝動的に辞めてしまう人も少なくありません。

メールや電話で退職を伝える

「もう行きたくない!」と限界に達した時、メールや電話を使って退職を伝えるのもダメです。会いたくない、行きたくない気持ちの表れですが、そうなる前にストレスを発散し、悩みを相談できる相手を見つけるのも対応策の一つです。

時間を取ってもらい、退職の意思を伝える。退職日を決定し、引き継ぎまで全うしてから辞めるようにしましょう。

退職決定後に人間関係をかき乱す

退職が決まったら一気に気持ちも楽になるものです。嫌な職場とはさよならできる喜びから、元々あった人間関係を更に悪化させる悪質な人もいます。

「どうせ辞めるから」と今まで抱いていた不満を吐き出し、退職が決まった途端、態度が急変すると、保育士からも反感を買うことに。

人間関係を乱すことになるので、不満は漏らさないようにしましょう。

保護者や子どもに自分の口から退職を告げる

退職は、伝え方やタイミングを見極めないと、良からぬ噂が広まってしまう可能性もあるため、慎重に進める必要があります。

そこで注意しなければいけないのが自分の判断で対象者を絞って伝えてしまうということ。

保護者はもちろん、子どもたちを不安にさせてしまうことになりますし、保育園全体の評判を下げる要因にもなってしまいます。

どのような方法で誰に伝えるのかは、園長と相談した上で進めていくようにしましょう。

退職決定後の勤務態度

悪口や不満は言わないにしても、やる気のない勤務態度もNGです。遅刻を繰り返し、体調不良を理由に有給休暇を使うなど。

有給休暇は労働者に与えられた権利ですが、有給を消化しようとする姿勢がありありの態度は、周りに影響を与えてしまうので、絶対に止めましょう。

後任保育士に引き継ぎをしない

後任の保育士が決まったら、仕事の引き継ぎをしなければいけません。しかし、知っている情報を伝えず、困らせたいという気持ちからか、引き継ぎをしないのは、保育に支障をきたしてしまいます。

悩んでいたにしても、仕事と割り切って伝えなければ、残される子どもたちに迷惑をかけてしまうことになるのです。

話したくないのなら、紙にまとめて渡す方法もあります。個人的な感情を後任保育士に伝える事も避けましょう。

転職先に保育士を引き抜く

慢性的に保育士が不足している状態の中で、どこも保育士の確保に向けてさまざまな取組をしています。

中には、お友達を紹介するとプレゼントがもらえるケースもあるので、プレゼント欲しさに引き抜きを行うケースも問題視されています。

働いている保育士を引き抜くのもトラブルになる可能性があるので止めましょう。たまたま同じ転職先になるケースもありますが、同時期に退職するのは保育園にダメージを与える事になります。

保育士の引き抜きは身近にある事例ですが、トラブルの根源になるような事は避けた方が懸命です。

立つ鳥後を濁さす。きれいに辞めるのが鉄則

  • 立つ鳥後を濁さず
  • 終わりよければ全て良し

ということわざがあるように、次のスタートにはきれいに辞めることが次のステップに大きく関わってきます。因果応報ということわざには、自分がした良い事や悪い事は、自分に返ってくるという言葉もあります。

一度切りの人生だからこそ、幸せに生きたいもの。そのためには、他人を不幸にさせることや、迷惑をかけることはしないで、ポジティブな気持ちを心がけて、良い縁を引き寄せるようにしましょう。

まとめ

もし今の職場に不満や悩みがあるのなら、あなたに合っていないのかもしれません。転職を視野に職場の悩みを聞いてもらえる無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。何か新しい光が見えるかもしれません。

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