派遣保育士を辞める時の注意点と向いている人、向いていない人とは

派遣保育士として保育園で働き、理不尽な扱いを受け、契約期間が終わる前に辞めたいと思う人も多いのではないでしょうか。

契約期間前に辞める時にはどうしたらいいのか、ストレスがマックスになる前に辞め方について頭に入れておく必要があります。

そこで派遣保育士を辞める時の注意点と、派遣保育士に向いている人と向いていない人の特徴についてご紹介したいと思います。

派遣保育士を辞めたいと思う場面

派遣保育士は契約期間が定められ、常勤保育士とは違った側面を持ちます。

派遣保育士って保育園によって働き方や対応に違いがあり過ぎるんです!

どのような事で辞めたいと思うのか、具体的な内容について見ていきましょう。

保育士との間に見えない壁が存在する

保育園の中には常勤と非常勤、そしてパートやアルバイトという働き方がありますが、派遣保育士は派遣元から派遣されるため、この概念には当てはまりません。

そのため、同じ子どもを見ているのですが第三者、つまりお客様という形で保育士側が見ていることが多く、保育士との間に見えない壁が存在するのです。

休憩時間の何気ない会話でも、気を遣われていると感じることも多いのではないでしょうか保育園の中で一緒に働いている仲間なのに、この見えない距離に悪銭苦闘している人も多いようです。

常勤が先に休憩取るより、派遣さんに先に休んでもらいましょう。
私も同じように常勤保育士と一緒に休憩を取りたいのに・・・

神経を遣う。気苦労が多い

派遣保育士は時給での勤務なので、退勤するのが遅くなるとその分経費を圧迫してしまうので、派遣保育士を優先的に帰宅できるように声をかけます。

派遣保育士側も定時に帰るように心掛けますが、保育以外のことで神経を遣うことが多く、その分疲れてしまう人も多いのではないでしょうか。

担当する仕事が偏っている

保育園の中にはクラス担当やフリー、そして行事の担当が分けられ、役割を元に日々の運営や行事を進めています。

運動会や発表会前は特に準備が多いので、残って作業することも少なくありません。しかし、派遣保育士は契約期間があるので、基本的に保育に集中できるというメリットはあるのですが、ここでも疎外感を感じる人が多いようです。

一緒になって行事を盛り上げていきたい!と思っても、担当させてもらえなければモチベーションも下がってしまうのではないでしょうか。

ボーナスの時期には孤独感を感じる

派遣保育士の時給は高めですが、その分ボーナスがありません。常勤保育士はというと、給与は低めですが、7月と12月にボーナスが支給されるので、ある程度まとまった金額を得ることができます。

ボーナスが支給される1ヶ月位前からテンションも上がってくるものです。何を買おうか、みんなで食事に行こうという話で盛り上がっているのを聞くと、ボーナスがもらえない派遣保育士は蚊帳の外になります。

ボーナスがもらえないということは分かってはいても、周りの反応を見ると悲しい気持ちになるものですよね。

時給は高めだがボーナスなし。周りのテンションとの違いに孤独を感じる人も多いのでは。
常勤保育士はどれくらいボーナスをもらっているのでしょうか。詳しくはこちらの記事で解説しています。

契約期間に縛られる

最後は契約期間の問題です。派遣保育士は派遣元と保育園とで契約を行い、契約に基づき派遣されます。

人間関係が悪い保育園なら、その期間我慢すればいいですが、保育士と仲良くなり、保護者からも信頼されるようになると、できれば離れたくないと思うものです。

「この保育園は働きやすい」と思う場所に限って、契約期間の延長がない場合も。仕事と割り切って子どもたちとさよならするのも辛いものですよね。

誰に退職を伝えたらいいのか

誰に退職を伝えたらいいのか

派遣保育士を辞めたい場合、誰に伝えたらいいのか迷うものです。そこで、派遣の仕組みについて改めて見ていきたいと思います。派遣保育士として働くあなたは、派遣元、いわゆる人材派遣の会社と労働契約を結びます。

勤務先の希望や待遇面を予め伝えておき、条件にマッチした保育園があった場合、人材派遣の会社と保育園とで契約し合意後、派遣保育士として勤務がスタートするのです。

つまり、退職の意向を伝えるのは、労働契約を結んでいる人材派遣の会社に、いつ辞めたいのかを伝えることになります。

退職を伝える時の注意点

退職を伝える時の注意点ここで注意して欲しいのが、派遣されている保育園には期間が設定されているので、途中で辞めるとなると、別な保育士を配置する他、保育園にも説明をしなければいけません。そのため、基本的には契約期間満了を持って退職するのがベスト!

そのためには、毎回条件をきちんと把握して、契約期間がいつからいつまでなのかをチェックしておくことです。

仮に12月までが契約期間だった場合、派遣元は別の保育園に空きがあった場合、あなたを紹介したいとスケジュールを組むため、早めに意思を伝えておく必要があります。

できれば、1ヶ月もしくは2ヶ月前に伝えておくと、次の仕事の紹介に支障をきたさないことになります。

辞めるということは、今勤務している保育園を辞めて別な保育園で働きたいのか、それとも派遣自体を辞めて違う働き方を希望するのかも明確にして伝えるようにしましょう。

派遣保育士には合う人と合わない人がいる

そもそも派遣保育士という働き方があなたに合っていなかったのかもしれません。では、どのような人が派遣保育士としては向いているのでしょうか。

【派遣保育士に向いている人一匹狼タイプ】

  • いろいろな保育施設で経験を積みたい人
  • 変化に対応できる人
  • 常勤の指示に抵抗がない人
  • 割り切って仕事ができる人
  • プライベートを充実させたい人
  • 仕事と家庭の両立を目指したい人

【派遣保育士に向いていない人101匹わんちゃんタイプ】

  • 安定した職場で働きたい人
  • 指示をされるのが嫌な人
  • コミュニケーションを取るのが苦手な人
  • ストレスを溜めやすい人
  • 一人が嫌な人

派遣に向いているのは、人間関係に巻き込まれず一人でやっていける一匹狼タイプ。逆に向いていない人は、群れを作りたい101匹わんちゃんタイプかもしれません。

あなたの性格に合わないのなら、続けていても保育の仕事を楽しむことができません。派遣保育士以外の働き方についても考えてみましょう。

派遣保育士以外の働き方

派遣には向いている人と向いていない人がいます。そして、結婚や出産などの節目でこのままで良いのかと考えるきっかけが訪れます。

せっかく取得した保育士なので、この機会に働き方を考えてみませんか。でも、どのような働き方が自分に合っているのか分からないものですよね。

例えば、土日休みで勤務時間も安定している企業内保育所などもあります。

長く働き続けるためには棚卸しと条件の整理が大事!

大事な人生の転機は自分を見つめ直すチャンスです。次の職場は長く続けたいと思うなら、自分に合った施設形態と、希望する条件を明確にしなければいけません。

しかし、一人で何をどうやったらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

そんな時には、転職をサポートするプロの力を借りて、保育園の中でもどの施設に向いているのかを相談しながら次の保育園探しをしてみてはいかがでしょうか。

転職活動をする場合、自分で探す方法と転職支援サービスを利用するという2つの方法があります。

公式HPから応募する場合転職支援サービスを利用した場合
1採用情報をチェックする転職支援サービスに登録。キャリアアドバイザーに希望する条件を伝え求人を紹介してもらう
2募集している園を探す受ける場所を伝えて面接の日程調整を依頼
3給与・福利厚生をチェックする面接
4WEBからエントリー合否(内定辞退の連絡も代理で可能)
5面接就業スタート
6合否
7就業スタート
自分で探すよりも効率的!サービスはすべて無料で受けられます。

さらに、転職支援サービスでは、保育士の求人を熟知したキャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、相談しながら進めることができるので安心。

転職支援サービス利用の流れ
  • 会員登録
    キャリアアドバイザーから電話 or メールで連絡
    希望する条件を伝える

    • 雇用形態:正社員・パート・派遣・その他
    • 施設形態:小規模・大規模・事業所内保育所・その他
    • 通勤可能なエリア 例:自宅から1時間以内・〇〇沿線等
    • 希望給与額:月額24万円以上・ボーナス年2回3ヶ月以上等
    • 福利厚生:退職金制度あり・休暇制度が充実
    • 就業開始日:なるべく早く・3ヶ月以内・6ヶ月以内等

  • 求人紹介
    希望する条件を合った保育園の求人を紹介

    • 面接を受ける保育園を複数選んで日程を調整してもらう。
    • 見学の調整も可能

  • 面接
    面接対策

    • 希望者には、履歴書の添削や面接対策を実施
    • 代理で給与の条件交渉も可能
    • 内定を辞退したい場合は代理で伝達してもらえます。
  • 合否
    内定
    内定後のフォローと入職手続きに向けてサポート
納得のいく転職先が見つかるまで丁寧にサポートしてくれます。

まとめ

保育士の働き方は多様化しています。辞めたいと思うことは逃げではなく、次のステージに進む第一歩かもしれません。保育士の仕事はストレスと隣り合わせです。でも人間関係の良い保育園なら相談して解決することもできるので、働く環境にこだわってみましょう。

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