皆さんは、保育士を対象として合同説明会に参加したことはありますか?「説明会って新卒が対象では?」と思っている人も意外と多いものです。
そこで、新卒・中途・未経験・ブランク有りの保育士を対象とした転職フェア活用術についてご紹介したいと思います。
就職・転職フェアとは
まずは、イベントの趣旨について確認していきましょう。保育士の就職・転職フェアとは、保育園の様子を知ってもらうことが大きな目的の一つ!知ってもらい、興味を持ってもらうことで保育士の採用につなげていくためです。
内容はというと、保育園を運営する法人がブースを出展し、保育園の特色をアピール!
その他、保育に関する講座やワークショップ、協賛企業によるサンプリングなどを行うのが大きな流れです。
保育園の名前や様子を知ってもらうことが大きな目的になるため、面接の設定をしているイベントはないと考えて良いでしょう。
そのため、履歴書は不要なので個人が特定されることはありません。また服装も自由で友達と参加するのもOK!お祭り感覚で参加できるのも大きなメリットといえるのではないでしょうか。
対象者は主催する会社によって多少違いますが、保育士バンクが開催する「保育士バンク!就職・転職フェア」では、学生から第2新卒、そして現役の保育士や保護者までと参加できる間口を広げています。
転職を希望する人はもちろんですが、他の園がどのような取り組みをしているのか知るチャンスなので、行ったことがない人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。


保育園見学会との大きな違い
就職を希望する保育士のために、保育園見学会を開催する保育園も増えてきました。でも、見学会とフェアはどのような違いがあるのでしょうか。
それはズバリ!他の園との比較ができるという点です。保育園主催の見学会では、運営している保育園をいくつかのコースに分けて引率して施設内を見学するのに対して、フェアは、参加者が自由に回れるという点が大きな違いです。
参加する方法
転職フェアや合同説明会は全国各地で開催されていますが、いつ、どこで行われるのかという情報がなければ参加することができません。
ここで重要になってくるのが、事前に開催の情報を得るために就職・転職フェアを主催する会社に会員登録しておくということ。もちろん、登録は無料です。
保育士の仕事をする上で、お役立ち情報なども配信しているので、会員登録をしておくとさまざまな情報を得ることができるので、ぜひ登録してみてはいかがでしょか。
服装や持ち物は?
イベントが開催される当日の服装ですが、基本的に服装は自由ですが、ミニスカートや派手なメイクは避けたほうが良いでしょう。
見た目で悪い印象を与えない服装を選ぶことをおすすめします。
カットソーにスカート、会場ではジャケットを着るとカジュアルになり過ぎないのでおすすめ。パンツスタイルにアンサンブルなどでもいいですね。
就職活動中の学生さんは、念のためスーツを着用した方が良いでしょう。一度行ってみると会場の雰囲気が分かるので、初めて参加する場合の服装選びは慎重に選ぶようにしてみてくださいね。
選考を目的としたイベントではないので、履歴書は不要です。持ち物は特にありませんが、筆記用具とメモがあると気になったことが書き込めるので持っていくと便利ですよ。

事前準備
イベントの日程が合ったら参加の為の申込みをします。事前申し込み制なのか、当日参加でもOKなのかを確認し、必要な申込みが終わったら効率的に情報を得るための準備をします。
参加する法人と保育園名をチェック
まずは、参加する法人と保育園の名前をチェックしましょう。はじめて聞く保育園もあれば、名前のインパクトでかわいいと思う保育園もあるかもしれません。
この法人名と保育園名は、転職先を選ぶ時の求人票に記載される名前になるのでどこの法人がどの保育園を運営しているのか、セットで覚えるようにしましょう。

回る順番を考えておく
法人名と保育園名をチェックしたら、次は会場の案内図を見ながら、回る順番を考えておきます。それは、人気がある保育園は人だかりが出来て、ブースの様子さえも確認できないことがあるためです。
早めに入場して気になる保育園から回るのか。午後、一段落したあたりを狙って効率的に回るのかでも大きく変わってきます。回る順番は大事なので、友達と一緒に行く場合は念入りに計画を立ててみてください。
場所の確認
最後は、会場の確認です。都市部での開催の場合、ビルの一室を借りて行う場合がありますが、同じようなビルの名前が並ぶと迷ってしまう場合もあります。
どこの出口から出て、ビルの何階なのか。会場となる場所の名前があれば、事前に確認しておきましょう。
合わせて到着する時間を決めて家を出る時間を逆算しておけば完璧ですね!電車の遅延で会場入りの時間が送れないように、余裕を持った計画を立てるようにすることをおすすめします。
当日チェックして欲しいポイント
いよいよ、イベント当日!想像以上に多くの保育士が参加するので、圧倒されないようにポイントを絞って効率的に回るようにしましょう。では、どんな所を見たら良いのか、具体的な部分についてご紹介したいと思います。
保育園のブースを回って特色を知る
保育園のブースでは、それぞれの特色を打ち出すべく、装飾や活動の様子をパネルにして展示し、保育士が出迎えてくれます。
ブースを回る時には、特色を見つけながら回るようにしましょう。食育に力を入れている保育園なのか体力づくりや、制作活動。地域との連携など。軸となる部分があるはずです。
ブースの雰囲気で活動の様子が分かるのが一番ですが、聞いてみないと何をやっているのか、分かりづらいという保育園は、保護者や地域に対しての発信力が薄いかもしれません。
ブースは第一印象が大事!メモを取りながら回るべし
華やかで、活気があり、保育士が主導になって呼び込みをしている保育園は「なんだろう」「楽しそう」と気になるものです。
しかし、保育士が立っているだけ。装飾もさみしい,活動の様子も分かりづらいと、そこで働きたいと思うでしょうか。この第一印象が、保育園での活動を示す大きなヒントになるので、活気がある!と思った保育園は気になった部分をメモして家に戻った時の復讐の材料にしてみましょう。
資料は持ち帰り、自宅でチェック
ブースには保育園の概要が書かれたパンフレットが設置され、自由に持ち帰って良い場合があります。自由にお取りください。と書かれているものは持ち帰って他の保育園と比較してみましょう。
「並べると迷ってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、比べることで、良い部分と気になる部分が明確にできるというメリットがあります。
系列の保育園の情報や、所在地が書かれていれば、通勤も視野に考えることができますし、あのエリアではこういう活動も可能なんだと、保育の観点でも有益な情報を得られるのではないでしょうか。
保育士同士の距離の取り方もチェックしてみて
ブースに華を添えるのが、現役保育士の存在です。安定感がある保育士なら、「何でも相談できそうだし、いろいろ教えてもらえそう」という希望も持てるのではないでしょうか。
経験がある保育士の存在は必要不可欠ですが、ここで大事なのが、参加している保育士同士の距離を見るということ。
経験年数によっては派閥が存在するケースもあり、イベントに参加要請をされたので、その場では仲良く見せているということもあるためです。
普段から同じテンションなのか、作り物の人間関係なのかは、働く上で非常に重要なポイントなので、保育士同士の人間関係のバランスが取れているかシビアな目で確認してみましょう。
ボス的な保育士の存在や、お局保育士が見え隠れしたら、もしかしたら派閥があるのかもしれません。
気になる保育園は直接質問してみよう
保育園での活動の様子に魅力を感じたら、積極的に質問してみましょう。保育士さんに聞くと、いろいろな裏話が聞けるかもしれません。直接話すことで、働く保育士のイメージを持つことにもつながります。
質問をする中で、保育士さんと気が合えば、「ぜひうちに応募して一緒に働きましょう」と声がかかることも。
人事担当者に話をつけてくれるというレアなケースもあります。ただし、個性を出しすぎると惹かれてしまうので、質問をして教えてもらうという姿勢を持つこと。
採用までこぎつけるのはレアなケースなので、期待せず気になったことを聞いてみるというスタンスは忘れないでくささいね。
個別の相談会があったら積極的に参加を
人気があるブースでは、参加者の関心も高いため、人だかりになっていることも少なくありません。話したくても話せない場合は、個別の相談会を利用しましょう。
保育園の雰囲気や求められる保育士象を聞き、情報を集めることで、最終的にどの保育園に応募するかを決める判断材料になります。
個別の相談を希望する場合は、服装にも気をつける必要があるので、スーツもしくはブラウスにジャケットを着用するなど、相談する相手に失礼のない服装を意識するようにしてみてください。
事前予約で特典もゲットしよう
保育園が一同に介するイベントでは、多くの保育士に集まって欲しいことから、事前予約で特典を設けているケースもあります。
それは、当日までにどれくらいの参加者が見込めるのか。そのうち保育士はどれくらいの希望者がいるのかを事前に把握するためです。
名前と連絡先を登録するだけの簡単な予約で、ギフトカードが特典としてもらえる場合もあるので、参加する場合は事前予約もチェックしてみてくださいね。
自宅に戻ったら復習を
ブースを回って保育園の特徴を確認する。気になる保育園があったら、直接保育士に質問し、パンフレットがあったら持ち帰る。
会場全体の雰囲気もチェックして、人気がある保育園の名前をメモしておくのも応募先を決める大事なポイントになります。人気がある保育園は当然応募する保育士も多くなるので、競争率も高くなるためです。
イベントを満喫したら、家に帰って持ち帰ったものを並べて復習してみましょう。
気になる保育園順に並べてもいいですね。記憶が新しいうちに、その日のうちにやるのがベストです!
応募してみたい保育園が決まったら、ホームページをチェックして募集の状況や労働条件を確認し、実際に応募する手順に入ります。
しかし、ここで注意したいのが、直接応募するのではなく、転職支援サービスを介して応募するということ。
「なぜ、間に入ってもらう必要があるの?」と疑問に思うかもしれませんが、実は給与や待遇面をアップさせる秘訣ガ潜んでいるのです。
転職支援サービスを介して応募するメリット
保育士の求人を扱う転職支援サービスでは、保育士を採用したいと考える保育園と、保育園で働きたいと考える保育士の橋渡しを行っています。
面接の日程調査や、給与の交渉なども代理で行ってくれるので、公募している条件よりも経験値をプラス@した給与に上げてもらうことも十分可能なのです。
でも、個人で交渉するのは抵抗がありますし、確実に希望する金額が得られるかどうかは分かりません。それを第三者の立場として交渉してくれるのが転職支援サービスなのです。
保育園側は、1人でも多くの保育士を採用したいため、経験年数やキャリアに応じて金額を上げることも視野に入れています。
転職するなら、少しでも給与が高い保育園を望みたいですよね。転職サイトを主催する保育士バンクなら、保育園の情報をたくさん持っているので、あなたに合った保育園を提案してくれます。
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まとめ
いかがでしたか。就職や転職にまつわるイベントは、生の情報を聞ける絶好のチャンスです!求人票だけでは知ることができない保育園の雰囲気を知ることができますし、保育に生かせるヒントを紹介しているので、参加してみてはいかがでしょうか。新しい出会いに恵まれるかもしれませんよ。