ブラック保育園の見分け方教えます!職場環境と保育の質について

あなたはブラック保育園という言葉を聞いたことはありますか。
外部から見ると華やかな職場に見えて、保育士の定着率が悪く、常に人が入れ替わっているような保育園があるとしたら、事前に知っておきたいと思うものですよね。

そこで、転職を考える保育士さんにチェックして欲しい、ブラック保育園の見極め方について、ご紹介したいと思います。

職場環境

保育士が働く職場の環境は、ブラック保育園かを見分けるポイントがたくさん隠されています。一つずつ当てはまるかどうか確認していきましょう。

日常化しているサービス残業

保育時間中に日誌や事務作業ができるのがベストですが、子どもたちが帰ってからの方が落ち着いてできるからと、残業が日常化している保育園も少なくありません。

早く帰りたいのは山々だが、退勤時間を過ぎても帰れない雰囲気が蔓延している保育園は、園長の管理も行き届いていない証拠。

勤務時間を過ぎて残業をする場合、園長や主任の許可を取るのが一般的なルールです。
そして勤務した時間と理由を添えて、残業の管理簿などに記入し、月ごとにまとめて申請をして時間外手当を支給してもらいます。

何月何日、何時まで、どんな理由で残ったのか記載する用紙がない場合は時間外手当が支払われていない可能性があります。

残業を管理するシステムとして下記のようなシステムが考えられます。

  • タイムカードによる打刻
  • 申請書を書いて時間外(残業)申請
  • IDカードによる出退勤管理

どんなに残っていても、時間外手当として支払われなければ、サービス残業となります。
先月は残業したけど時間外手当がついているのか、給与明細を見て確認してみましょう。

閉園以降も遅くまで残っている(電気がついている)

サービス残業が慣れてしまうと、時間の間隔も薄れていってしまうもの。
気づけば仕事が終わった後、反省会と称して雑談に花が咲くということも少なくありません。

20時で閉園の保育園なのに、23時に保育園に電気がついていたらおかしいですよね。

閉園時間以降にも電気がついている保育園は、帰れない、もしくはサービス残業が日常化しているのかもしれません。

シフトの交換は個人で交渉

保育園の多くはシフトなので、事前に休みたい日を申請してシフトを組む形を取っています。

土日が基本的に休みの保育園、例えば事業所内保育所は別ですが、一度シフトが出来上がってしまうと、その後休みを希望しても取りづらい状況があります。

保育士の数が多ければ多いほど、シフトも複雑になるので、急遽休みを希望されると、その穴を埋めるのが非常に大変なので、「確定後の交換は個人で交渉しなさい!」という保育園もあるのです。

頼む方もお願いしにくいですし、頼まれた方も断りづらく、それが原因で保育士の関係が悪くなることも。

シフトの調整や休みをきちんと管理してくれない保育園は、園長の統率力が悪いため、人間関係のトラブルやクレーム対応にも問題があるケースも考えられるため、注意が必要です。

予算を開示しない(消耗品は自腹)

保育園では子どもたちの制作活動などで、保育に必要な消耗品を購入します。

しかし、保育園内の予算は管理職である園長や主任が把握しているため、一般保育士に対してはどれくらいまで使えるのか開示していない所も。

「今度制作で●●を使いたいのですが、購入してもらえますか」と依頼しても、
「予算がないから難しいわね」と却下され、結果的に保育士が自腹で購入するケースも少なくないのです。

仕事で使うものは、経費で精算するのは大前提です。
予算がどれくらいあるのか開示してもらい、立替払いで購入したとしても、きちんと精算してもらう仕組みがないと、保育士が損してしまうことになります。

数百円から数千円レベルのものでも、年間で考えると、数万円、数十万円になることも考えられるので、自腹で購入したことがある人は、予算を開示してもらうようにしましょう。

あなたも自腹で買うことが普通になっていませんか。

常に求人が出されている

転職を考えている人も、そうでない人も、保育士の募集を目にする機会が増えてきました。
新聞の折り込みチラシや、フリーペーパー、インターネットの広告やインターネットで検索すれば保育士の求人を探すことができます。

でも、気づくと毎週折り込みチラシに募集が掲載され、「あれっ?また募集してる」と何度も同じ保育園を見かけたことはありませんか。

普通に考えて環境が良い保育園なら退職者は出ませんし、求人広告は出さないですよね。

ということは、つまり、何かしらの問題があって退職者が多く人が定着していないのかも。
人を確保するために、華やかなキャッチコピーと、キラキラしたイメージで目を引くように作られていますが、目先の情報だけで騙されてはいけません。

高すぎる給与

厚生労働省が調査した、保育士の平均給与額は以下のように報告されました。

  • 平均年齢:36.0歳
  • 勤続年数:7.7年
  • 所定内給与額:215,800円

参考:平成28年賃金構造基本統計調査

各法人の賃金体系や賞与の額によっても年収は大きく変わってきますが、これを見ると、保育士の平均月給は215,800円ということが分かります。

しかし、中にはこの月給を大きく上回った金額を提示して募集する保育園を見かけることも少なくありません。

金額が高いということは、その金額を出してでも保育士を採用しなければいけない理由が裏に隠されていることを頭に入れておきましょう。

では、月給が高いとブラック保育園なのかというと、そうではありません。
それを見抜く鍵は非公開求人です。
非公開求人は、保育士の求人を扱う転職支援サービスからしか紹介を受けることができません。
つまり、信頼できる場所から紹介された求人であれば信頼できるものになるのです。
非公開求人についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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SNSと現実とのギャップがあり過ぎる

理想と現実との違いは、保育士を獲得するためによくある手法の一つ。
特に最近ではSNSを活用して保育園の様子を公開する施設も増えてきました。

加工された画像に、いいねの数を見ると、「なんて素敵な施設なんだ」と思ったことがある人も多いのでは。

しかし、いざ勤務してみると、表と裏の顔があることが分かり、気づいた時には時すでに遅しという状況になってしまいます。

施設の様子を知ることはとても大事なことですが、華やか過ぎる場合や、良い評判しか出てこない場合は、一つの情報として客観的に見るようにしましょう。

他の保育園の悪口をよく耳にする

保育園で働いていると、競合他社の保育園のよくない噂を耳にすることがあります。

一度聞いてしまうと気になるものですよね。

自然と耳に入り「こんな話があったんだよ」と雑談として話すケースと、園長や主任が転職させないことを目的としてわざと、よくないことを保育士に吹き込むケースがあるので注意が必要です。

「A保育園はサービス残業が多いらしいよ」
「B保育園は2年で異動させられるんだって」
「C保育園はボーナスが0.5ヶ月しか出なかったって。うちとは違うね」

などと言われたら、そんな保育園よりも今勤務している保育園の方が働きやすいと思うものですよね。

情報はあくまでも噂と考えて、聞いたことに振り回されないようにしましょう。
もし、保育園の悪い噂が多いなと感じたら、退職させないための対策ということを頭に入れておくことをおすすめします。

子どもへの保育

職場環境だけでも気になるものがたくさんありましたが、働く上で保育に対する考え方も重要です。次は子どもたちへの接し方や保育について見ていきましょう。

子どもの名前を呼び捨てで呼ぶ

「家庭的な雰囲気で子どもを保育士しています。」と言われたらそれまでですが、子どもを呼び捨てで呼ぶ保育園は要注意!

子どもと保育者の距離が近くなり過ぎてしまうことや、保育者同士の馴れ合いも生じてしまうためです。

あいなちゃんという3歳児の女の子が遊んでいたとします。

あいなちゃんは折り紙をしていましたが、男の子が遊んでいたブロックに興味が行き、片付けをしないでブロックの方に行きました。

「あいな、折り紙を片付けしてからブロックで遊んだら」と伝えるのと
「あいなちゃん(あいちゃん)折り紙をお片付けしてからブロックで遊ぼうね」

と伝えるのでは、保育者側の言葉の選び方も変わってくるのではないでしょうか。

子どもとの距離が近いと、友達同士で話しているような話し言葉になってしまうことも否めません。

上記はあくまでも一例であり、呼び捨てで接することを望む保育士もいます。
大事なのは、
子どもと保育者との関係性。そして保育者(保育士)同士の適度な距離を作ることが、仕事としてのモラルに繋がるということです。

子どもが落ち着かない、けんかや泣き声が多い

保育園では子どもの泣き声や笑い声はつきもの。
いつもどこかで、いろんなシーンが繰り広げられています。

しかし、子どもの落ち着きがない保育園は、事故やケガなどが日常的に起きています。
それは、子どもたちの気持ちをコントロールしたり、発散させることができていないのかもしれません。

  • 人手が足りない
  • 保育士の気持ちに余裕がない
  • 保育士同士の人間関係が悪い

など。
さまざまな要因が考えられるのです。
保育士のスキルはもちろん、気持ちに余裕があり、保育士全員で協力するという姿勢が子どもの見えない部分を汲み取ることにつながります。

子ども達の落ち着きのなさは、子どもをサポートする保育士の職場環境にも何らかの問題があるのかもしれません。

指示や注意の言葉が多い

保育園の生活の中では、さまざまな活動が繰り広げられます。

給食を食べさせる時間が遅れると昼寝の時間もずれ込み、保育士の休憩時間も変わってきます。

「遊んだら片付けしなきゃダメじゃない」
「早く手を洗ってきて」
「前を向いて食べるんだよ」
「悪いことばかりしてると園長先生に叱ってもらうよ」

大人が聞いても嫌だと思う、一方的な言葉のかずかず。
子どもたちを動かす時に、指示や注意が多い保育園も、保育士の心の余裕がないのかもしれません。

あなたの保育園は、子どもに対して指示や注意は適切ですか。

保育園内の環境

最後は保育園内の環境についてです。
子どもたちが毎日使う場所だからこそ、きれいにしているつもりでも大きな落とし穴が潜んでいます。
毎日の慣れからくる習慣が、ブラック保育園に在職しているという意識も薄れさせてしまうので、保育園内の環境についても確認していきましょう。

遊具が整理されていない

子どもたちが遊ぶ遊具は、危険がいっぱい!
欠けているブロックは取り除き、パーツが揃っていないおもちゃは整備の対象になります。

この作業は環境整備として毎日やることが望ましいですが、徹底されていない保育園も少なくありません。

大事なのは頻度ではなく、チェック体制を確立させるということ。
基本的な部分ですが、細かいおもちゃは手の届かない場所に収納するなど、きちんと管理されているかどうかは非常に重要なポイントです。

もし、1個でも割れている部品が床に落ちていたら・・・
絶対にあってはならないことなので、遊具が整備されていない保育園は危機管理が行き届いていないと思わざるを得ません。

子どもたちの安全を最優先に考えるなら、遊具が整理されていないのは致命的といえるのではないでしょうか。

季節感のない装飾

毎日過ごす場所だからこそ、子どもたちには季節感を感じてもらうための工夫が必要です。

しかし、季節が変わっても夏をイメージした太陽が保育室を照らし続け、カニや魚が泳ぐ季節感のない装飾をみると、気持ちも切り替わりませんし、色あせたキャラクターの姿も虚しいものです。

理想は、季節ごとに作り変えるのがベストですが、装飾が得意ではない保育士もいるので、子どもたちが作った制作物を貼るなどの工夫が必要です。

同じものを使い回している施設では、子どもたちに対する愛情も感じられないのでは。

多すぎるアニメのDVD

DVDを見るのは、生活に変化を与えることや、視覚として情報を伝えられるので有効です。しかし、置き場所がなく保育室に並べられているDVDを見ると、困ったときに保育士を助けてくれる便利なツールとして見せている可能性があります。

静かに座って見ていてくれますし、その間は動きが少ないので保育士としては安心ですが、依存は手をかけていなことが伺えるので、要注意!

雨が降ったらDVDタイム
保育士が一人足りないからDVDタイムと、何かと口実をつけてDVDに保育を任せているのかも。

保育士としてスキルアップするためには、どんな状況でも子どもたちの気持ちを受け止め対処できる技量を身につけなければいけません。

見える場所に置くと子どもたちは見たがりますし、せめて見えない場所に保管しつつ、どうしてもの時に活用するという方法もあるのでは。

あなたの保育園では、子どもの見える場所にDVDを陳列させていませんか。

ブラック保育園を避けるには

子どもたちと関わりながら共に成長していきたいと思う保育士が多い中、職場の環境が悪いと長く働き続けることができません。

上記のポイントをチェックしても、いざ保育園で働くことになると、内部の様子までは把握することができないのです。
では、どうやってブラック保育園を避けたらいいのでしょうか。

求人票だけではなくSNSや評判なども要チェック

転職先を探す時には、必ず求人票で住所や定員、施設形態など細かな情報を確認します。労働条件が良ければ応募するという流れになりますが、気になった保育園は必ずインターネットやSNSを使って評判などを確認しましょう。

SNSで施設や活動の様子をチェックし、保育園の名前で検索して評判や口コミを確認していきます。

良い情報もあれば、気になる点なども書かれているものもあるので、なるべく多くの情報を見ていくのがポイントです。

あわせて読みたい

信憑性のある口コミサイトを活用しよう

口コミサイトには、いろいろな人の体験談が書かれていますが、全てが信頼できるものとは限りません。

例えば、A保育園の口コミを探した時、
「働きやすい保育園」
「人間関係が良い保育園」
「給与が上がった」
「駅チカなのでプライベートが楽しめる」

という良い情報ばかり投稿してあった場合、研修やスキルアップに対しての取り組みはどうなのかなど、必要な情報を集めることができません。

気になる点が全くないという保育園も逆に気になるものですよね。

大事なのは、保育士が投稿したもので信憑性のある口コミを参考にするということ。
おすすめは、本人確認を行い、30,000件以上の就職や転職にまつわる口コミを掲載している保育士のミカタです。

住所と沿線、そして保育園名から生の情報を見ることができます。詳しくは保育士のミカタをチェックしてみてくださいね。
保育士のミカタ

見学と面接で施設内を自分の目で確認しよう

施設の雰囲気や環境は見る人によって感じ方が変わってきます。
SNSや口コミ、評判などを確認した上で、働いてみたい保育園が絞れたら、合同説明会や見学会などを利用して実際に自分の目で確認してみましょう。

保育園が一同に介する保育士転職フェアも各地で開催されているので、利用しない手はありません。

保育園の近くまで行って、遠目で様子を確認するのも有効です。
もちろん保育園での面接の場合は、内部を見られる絶好のチャンスなので、子どもたちへの接し方や保育園内の環境をチェックすることもできます。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

関連記事

保育士転職支援サービスを活用する

なるべく労働環境が良い職場で、なおかつ、自分に合った保育園を見つけるのには情報を集め、その中から自分で選ばなければいけません。

でも、選んだ先がブラック保育園だったら・・・。実際には入ってからでないと分からないものです。

絶対に転職は失敗したくないと思うなら、保育士専門の転職支援サービスを利用しましょう。
登録は無料!
しかも、相談にのってもらいながら条件に近い保育園を紹介してもらえるのです。

転職支援サービスを利用するかどうかで、働く場所も、給与や労働条件も大きく変わってくるので、健全な職場を探したい人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか。上記のポイントはあくまでも一例ですが、その中でも、ちょっと気になる点があったという人は、保育に集中できる環境を探してみませんか。

保育者が輝いてこそ子どもたちにより良い保育が提供でき、子どもの笑顔が成長につながるのです。あなたの目指す保育が実践できる場所に巡り会えることを陰ながら応援しています。

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