あなたの給与には保育士としての経験がプラスされていますか?20代の保育士と40代の保育士では経験年数が大きく違いますし、金額が同じなら過去の経験が反映されていないことになります。
実はこの経験加算について意識していない保育士も多いものです。そこで、これから転職を考える人のために、経験加算の仕組みと少しでも給与を上げるテクニックについてご紹介したいと思います。
保育士の経験加算とは
そもそも保育士の経験加算とはどのようなものなのでしょうか。
保育士の仕事は、今までの経験がなければ、子どものケガを未然に防ぐことはできませんし、保護者対応や地域との関係づくりなど、保育園の運営には欠かせないものです。
新卒で保育園に就職した保育士と、10年間の経験がある保育士が、同じ給与というのもおかしなものですよね。
そんな、保育士としてのキャリアを給与に反映させる仕組みが、経験加算なのです。「なんだぁ。じゃあ私も今までの経験を給与に反映してもらえるのね」と思ったあなた。この経験を給与に反映させる仕組みにはいくつかの問題点があるのです。

保育士の経験加算は法人によってばらばら
経験加算の問題点といえば、ズバリ!法人によって考え方が違うという点です。経験加算の考え方は大きく分けて以下の4つのケースが考えられます。一つずつ見ていきましょう。
ケース①:経験をおおまかな括りに分けて計算
給与を決定するのは、法人に入職した時もしくは転職した時です。
年度途中や、勤務している間に、基本給が大きく変わることはありません。そのためはじめて法人に入る時に経験をおおまかな括りに分けて算出するケースがあります。例えば、
- 経験年数3年以上は+5,000円
- 経験年数5年以上は+10,000円
- 経験年数8年以上は+15,000円
- 経験年数10年以上は+20,000円


法人側のメリットは給与を決めやすいということ。そして保育士に条件提示した時に、納得してもらいやすいという点です。
ケース②:経験1年を◯円で計算
次は、経験年数に応じて公平に算出するケースについてです。保育士としての経験を年単位で金額に換算する場合があります。
例えば、経験年数1年に対して数千円を経験加算としてプラスする場合を考えてみましょう。
10年の経験なら2,000円✕10年+基本給210,000=230,000円
5年の経験なら2,000円✕5年+基本給210,000=220,000円
ケース③:面接や経歴を元に個別に決定する
3つ目は保育士と面談し、人物確認をした上で、年齢や経歴を考慮し個別に決定するという方法があります。
保育士の採用は激化しているため、面接の場面で給与提示を行い、内定を出してスピーディーに保育士を確保する時に用いられます。

でも、面接で給与提示をされても断りづらいものですよね。個別に決定する場合、明確な基準がないため、印象で金額が変わってしまうというデメリットがあります。
ケース④:経験加算はなくスタート時の給与は一律
最後は、経験加算の仕組みがないという法人についてです。
中堅でもベテランでも給与は一律。その分、待遇面を充実させる他、ボーナスで還元する方法がありますが、毎月の手取りに差がないというのは、公平ではないものです。
そして、保育士同士で給料を見せ合わない限り、一律であることは分かりません。
手取り額はプライベートな情報ですし「他の保育士がどれだけもらっているのか?」というのは聞きたくても聞けない部分ですよね。
経験加算の有無が手取り、年収に大きく影響する
上記の例では1年の経験が2,000円に換算する例を紹介しましたが、この2,000円があるのとないのとでは、毎月の手取りが変わってきます。
毎月2,000円ですが、年収にすると240,000円。5年勤務すると1,200,000円と生涯賃金も大きく影響するのです。
経験加算の有無は、転職する時にはぜひチェックして欲しいポイントです。
経験加算の有無は求人票では分からない
経験を数値化して給与に反映してもらえるなら、転職を機に今までのキャリアを評価してもらいたいものですよね。
しかし、経験加算の有無は求人票で知ることは不可能です。気になる保育園があったとしても、先方に「経験加算はありますか?」とは聞きにくいものです。
では、どうやったら今までの経験を反映してくれる保育園を見つけることができるのでしょうか。
少しでも給与アップを目指すなら転職サイトを活用する
求人票では経験加算の有無が分からないので、保育士の求人を紹介してくれる転職サイトを利用して、コーディネーターに確認してもらいましょう。
経験加算がなかったとしても、希望する月額を伝えれば、それに近い保育園を紹介してもらうことが可能!
大事なのは、毎月の手取りでどれくらいを希望するかを明確にすることなのです。
例えば、手取りで200,000円を希望する場合、
基本給+経験加算でこの条件をクリアする保育園と、経験加算という制度がなく、基本給の設定が高めの保育園があるため、担当のコーディネーターがあなたの希望を聞き取り、あなたに合った保育園を提案してくれるのです。
これなら、経験加算を気にしなくても、転職先を見つけるので楽ですよね。
登録は無料!
給与は生活を豊かにするために大事なことなので、転職のノウハウを持っているプロに相談して進めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
保育士の転職は需要がありますが、求人が多い分、チェックしなければいけないポイントがたくさんあります。効率的に転職活動を進めたいなら、プロの力を借りて、時間と労力を短縮しながら上手に活用してみましょう。目指せ手取りと年収UP!陰ながら応援しています。


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