保育士に転勤はあるの?配属先が変わるメリットとデメリットとは

突然ですが、来月から他の保育園で勤務して欲しいと辞令が出ることってあるのでしょうか。

公立の保育園では職員の異動はありますが、私立の保育園で転勤や異動はどのようになっているのか気になるものですよね。

そこで、転勤や異動、そして配属先が変わることのメリット・デメリットについて紹介したいと思います。

公立保育園と私立保育園の違い

まずは、知っているようで実は知らない、公立保育園と私立保育園の違いについて確認していきましょう。

公立保育園は行政が運営しており、保育士の身分は地方公務員という立場になります。

それに対して、私立の保育園を運営するのは、学校法人や社会福祉法人の他、宗教法人や株式会社など、勤務する保育園によって母体が違ってきます。

そのため、働く保育士は、社会福祉法人や学校法人などは職員。
株式会社の保育園なら社員、パートやアルバイト、派遣などと位置づけられているのです。

この運営母体の違いによって転勤の考え方が違います。

転勤と異動の違いとは

次に、転勤と異動の言葉の意味について整理しておきましょう。

転勤と異動はどう違うのでしょうか。

異動とは人事異動のことで、Wikipediaによると下記のように定義されていました。

組織の中で職員の配置・地位や勤務状態を変えることである。新規採用や退職も人事異動の一種であり、一年を通して時期を問わず実施されるものであるが、日本国内では年度末(多くは毎年3月末や、事業年度の末日)を中心に実施される。

人事異動の種類
採用
昇格・昇進(昇任)
降格・降任
配置換え(配置転換・配転)・転任・転勤
出向・労働者派遣
解雇・免職
退職(定年退職・勧奨退職)
引用:Wikipedia

人事異動には、採用が含まれる事は驚きですよね。
そして人事異動の中に、配置換えといって配置転換、すなわち同じ法人の中で保育士の配置替えが含まれるのです。

公立の保育士が異動することが、私立の保育園では転勤に当たると考えると分かりやすいかもしれません。

運営している保育施設が多い場合は転勤もありうる

転勤は、運営母体の法人によって考え方が違いますが、運営している保育園が多ければ転勤もありうると考えておいた方が良いでしょう。

例えば、関東近郊で保育園を複数運営する法人なら、本人の希望を聞いた上で、通える範囲で転勤も考えられます。ただし、引っ越しを伴う転勤は本人の負担も重くなることから現実的には実施されません。

新規施設の開園に伴い、園長や主任クラスで立ち上げ要員として打診される可能性もありますが、ごく一部の保育士になります。

また、全国規模で保育園を運営している場合は、ご主人の転勤に伴い、同じ法人の中で退職せず勤務先を変えられるというメリットもあります。

運営している保育園が1箇所なら転勤はありません。

配置転換を行う理由

在籍する法人によって、配置転換の可能性はありますが、できれば同じ保育園でずっと働いていたいと思うものですよね。

子どもたちと信頼関係のある保育士をなぜ配置転換させる必要があるのでしょうか。

それは、上記の人事異動に含まれる園長や主任への昇格や昇進という目的と、保育士本人のキャリアアップを図ることも目的とされています。

また、同じ施設でずっと勤務する事で、保育が慢性化されるのを防ぐ他、人間関係が悪い保育園の場合は、配置転換を行う事で、風通しを良くするという意味もあるのです。

新しい保育園に勤務することで学ぶ事も多いですし、保育の質を高める要素として配置転換を取り入れている法人も増えています。

配置転換をする際、保育士側が得られるメリットとデメリットについてはどのようなものがあるのでしょうか。

配属先が変わるメリット

  • 人間関係がリセットされる
  • 保育のやり方や引き出しが増やせる(スキルアップ)
  • 昇格での配置転換の場合は給与UP

配属先が変わるデメリット

  • 慣れていた職場環境が変わってしまう
  • 子どもたちや保護者ともお別れしなくてはいけない
  • 派閥の上位を確立していた場合、序列がリセットされてしまう
  • 通勤ルートや時間も変わることから生活リズムを再構築しなければいけない

新しい配属先では、子どもたちや保護者、そして保育士とゼロから信頼関係を作っていかなければいけないのが、一番のデメリットかもしれません。

転勤を拒み転職する保育士も

保育園を運営している数が多ければ、転勤の可能性がありますが、公立の保育士は年度が変わる4月に異動するのに対して、私立の保育園は、年度途中でも転勤する場合もあります。

それは、年度途中で保育士が辞めてしまい、急遽経験がある保育士が必要になった場合、来月から◯◯保育園で勤務して欲しいと指示される事もあるためです。

新規施設には、法人の運営を知っている保育士は必要になりますし、立ち上げ要員として活躍して欲しいという場合もあります。

保育園は年度での運営なので、できれば3月に子どもたちを送り出してから、4月に新しくスタートを切りたいものですが、4月とは限らない事はネックになるかもしれません。

転勤がある保育園の場合、保育士本人の希望を調査し、それに基づき配置転換が行われますが、時には本人の希望通りにならないことも。

保育士の思いと法人の考えが違うと働く側としては理不尽に思えますし、配置転換が嫌で退職を選ぶ人も少なくないのです。

仮に、あなたがあと2年この保育園で学びたいと思っていても、配置換えの辞令が出たら従わなければいけません。

保育士として経験を買ってもらい、昇格という形なら嬉しいですが、保育士の退職を埋めるための転勤だとしたら納得いかないですよね。

希望がある場合は、明確に伝えておく

保育園の転勤は、本人の希望は事前に調査しますが、曖昧な表現で提出すると、伝わらずトラブルの元になってしまうのっで、希望がある場合は明確に伝えるようにしましょう。

ただし、「転勤はしたくありません。」と書くのはNGです。
保育園の送迎時間の関係や、家族の介護など理由を書けば考慮してもらえる可能性もあります。

転勤後の通勤時間の上限がある場合も書いて置くと考慮してくれるかもしれません。
また、人間関係が悪く、退職する気持ちはないが、なんとかして欲しいという時には、退職せず別な保育園で勤務できるというメリットもあります。

配置転換は、マイナスなイメージもあるかもしれませんが、法人側と保育士の双方にメリットがあるのです。

転勤をしたくない場合は、働く場所を選ぼう

転勤はしないで、同じ保育園でずっと働きたいと思うなら、働く場所を慎重に選ぶ必要があります。

複数の保育園を運営していない法人、もしくは、転勤がない保育園探さなくてはいけません。
しかし、求人票では分かりにくいですし、面接で「転勤はありますか?」と聞くのも印象が悪くなるものです。

入職してから、転勤はしたくない。とならないように、転勤したくない人は、転職する際に、転勤の有無を確認してから応募するようにしましょう。

でも、求人票では分からないですし、どうやって探したらいいのでしょうか。
おすすめなのは、保育士の求人に特化したサービスを利用するという方法です。

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その他、転職や保育園で働く不安などを相談しながら進めたいという人は、ぜひ転職支援サービスを活用してみてくださいね。

転職支援サービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

いかがでしたか。同じ保育園で勤務するとどうしてもマンネリ化してしまうものです。保育士としていろいろな施設を見てみたいという人は、転勤がスキルアップの一つになるかもしれません。同じ子どもたちを見ていたいという人は、転勤がない保育園を選び子どもたちの成長を見守ってあげてくださいね。

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