公立保育士を辞めたい。今できる対処法と今後に向けた3つの選択肢

公立保育士 辞めたい

このページに辿り着いたということは、公立の保育士を辞めたいと悩んでいるのではないでしょうか。

一般的に公務員=安定という印象がありますが、公立の保育士だけにしか分からない辛さがあるものです。

公務員を辞めたい・・・でも辞められないと思っているのなら、今できる対処法と今後について考えてみませんか。

公立保育士を辞めたい理由

終身雇用で一度入職したら定年まで安定して働き続けられる公務員ですが、実は公務員ならではの体質があり、働きづらさを感じている人も少なくありません。

どのようなものがあるのか見ていきましょう。

公立保育園内の人間関係

保育士として採用された場合、公立の保育園に勤務することになります。
公立の保育園は歴史が長く、保育士同士の横のつながりもあるため、独特の人間関係が存在するのです。

その一つがベテラン保育士の存在です。

ベテラン保育士の存在

一度入職したら、定年まで働き続けるため、年度当初に異動はあるものの。誰と誰がつながっていて、というネットワークが存在するのです。

新規で採用される場合もありますが、年功序列という考えが根付いています。

そのため、先に入職した先輩保育士の意見は強くなる傾向があります。

  • 「保育とはこういうもの」
  • 「子どもはこうするべき」

という昔からの保育観が抜けず、今の保育の考え方に合っていないと感じる人も多いのではないでしょうか。

正規職員という重圧

公立保育園には、正規と呼ばれる常勤職員の他、非常勤さんや、派遣さんなど、公務員以外の人も働いています。

そのため、お迎えが遅くなった時の対応はもちろん、持ち帰りやサービス残業も正規職員だからやらなければいけないという無言のプレッシャーがつきまとうのです。

非常勤さんや派遣さんは定時で帰ってもらい、その後の対応は正規職員が。
そして、休みも非常勤さんや派遣さんの休みを優先すると、どうしても希望する休みに休めないということもあるのです。

そして公務員の給料はもちろん税金!
子どもや保護者に対しての対応や、お散歩に行った時に地域の方に挨拶するなど、常に公務員としてたち振る舞うことが求められるのです。

公立保育士が退職を躊躇する理由とは

株式会社が毎年多くの保育園を開設する中、保育士の転職希望者も増え続けています。
しかし、なぜ、公立の保育士は退職を躊躇してしまうのでしょうか。

周りからの反対

一番は、やはり周りからの反対です。
安定していること。そして「定年まで勤めたらまとまった退職金がもらえるのに、辞めるのはもったいない。」と周りから反対されると、どうしても辞めたいとは言いづらくなってしまうものです。

かと言って、事後報告で「公務員を退職した」なんて言えませんし、相談しても反対されるし、八方塞がりになってしまっているのです。

定年後の退職金のことを考えると辞めるのを躊躇してしまう

周りから反対される理由の一つに、公務員として働くメリットとも言える、退職金については、やはり躊躇してしまう一因です。

勤続年数によって支給の額は変わってきますが、60歳まで勤め、2,000万円前後の金額を手にすることができるなら、続けなくてはいけないと思うかもしれません。

しかし、この先何十年も同じ悩みを抱えながら、トンネルの中を突き進む生活をして充実した保育士人生を送ることができるのでしょうか。

もしかしたら、定年までに体調を崩してしまい、出勤できない状況になってしまうことも考えられるのです。

退職金をもらうことが保育士の仕事なのか。
保育士としてやりたかったことはなんなのかを考える機会なのかもしれません。

地方公務員の退職の実態

地方公務員退職

参考:「平成28年 地方公務員の退職状況等調査

辞めたい…でも周りから反対される。
でも辛い。

こんな気持を抱いている公務員はいないのでしょうか。
総務省が調査した「平成28年 地方公務員の退職状況等調査」には地方公務員の退職の状況が公開されています。

これを見ると、平成28年度だけでも128,981人が退職していますが、その半数が定年退職で、普通退職とした人が40,349人もいることが分かります。

割合にして31%。
退職する人の10人に3人は普通退職として公務員を辞めているのです。

この数字を見ると、定年を待たずして辞めたいと思っている人が多いことが分かります。

辛い時を乗り込めるための対処法

退職したい、でも周りから止められる。
次の仕事が見つかるかどうか不安と考えてしまうものですよね。

不安はあって当然!
退職を考える前に、できることについて考えてみましょう。

異動まで我慢する

公立保育園には年度末に大きな人事異動があります。
異動希望を伝え、とりあえず年度末まで今の職場で続けてみましょう。

職場が変われば、少なからず悩みが解消される場合もあります。
しかし、ここで気をつけたいのが、公務員の体質は変わらないということ。

環境が変わってもベテラン保育士の存在や、公務員としてのプレッシャーはつきまとうことは頭に入れておかなくてはいけません。

仕事として割り切る

保育士の仕事は、保育がメインです。
保育を行うことで、対価という給料やボーナスを得られることができます。

いろいろな悩みやストレスはありながらも、定年後にまとまった退職金がもらえるのなら、仕事と割り切ることも必要です。

割り切り方は、

  • 職場のルールに自分を合わせる
  • 年功序列だっていい。いつかは自分がベテラン保育士の存在になる時がくる
  • 労働条件が確立されているので休みが保障されている。休みの日は思い切り好きなことを楽しんでリフレッシュ
  • ボーナスが支給されたら、旅行に買い物、好きなことにお金を使う

割り切ることは我慢することとは違います。

こう考えてみると、休日が保障され、年齢に応じて昇給の仕組みもありボーナスも年々増えていくことを考えると、お金で解決できる部分がたくさんあるのではないでしょうか。

診断書を提出して病欠を取る

悩みの感じ方や対処の仕方は人それぞれです。
しかし、気付いた時には頭痛や吐き気、倦怠感にめまいなど、身体に支障が出ている場合も少なくありません。

体調が悪いのに続けていても、何も良いことはありませんし、身体を酷使してしまいます。
早めに病院を受診し、診断書を書いて病欠を取って休みましょう。

まとまった休みが取れ、自分を取り戻すことが出来たら、新たな視点で仕事に向き合えるかもしれません。

時には休むことも必要ですよ。

やっぱり辛い!公務員を辞める

異動してもダメ
気持ちを切り替えてもダメ
そして休んでも何も変わらないのなら、思い切って退職しましょう。

もう一度働けるのかどうか…、
生活は…
今いる子どもたちとの別れが辛い…

いろいろな想いがあるかもしれませんが、環境を変えるのが一番!

公務員は待遇が良いため、競争率が高いですが、民間の保育業界なら転職できる場所はたくさんあります。

保育士を求める需要についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

公務員を辞めた後の選択肢

公務員を辞めた後の選択肢は複数あります。
大事なのはあなたに合った働き方を見つけるということ。

公務員を辞める
転職活動をする
内定
再就職

と、簡単には進みません。
どれがあなたにとって最適な方法なのかを見ていきましょう。

心と身体を休める

まずは何も考えず、ゆっくり休んでみてはいかがでしょうか。
今までのストレスから自分自身を開放し、自分を見つめ直す時間を作るのです。

焦って転職活動しても良い結果には結びつきませんし、今まで守られていた環境の中で、知らない世界に挑戦するには無謀です。

ゆっくり休んで、子どもたちと関わりたいという気持ちが芽生えてきてからでも良いのでは。

異業種へ転職

保育士の社会は独特なので、保育士はやりたくない。というレベルにまで達する人もいます。
それだけ辛い状況が続いていたのではないでしょうか。

保育士以外にやりたいことがあるなら、異業種への転職もおすすめです。

ただし、やみくもに一般企業に転職しても、スキルが求められるので注意しなければいけません。

大事なのは、保育士以外にやりたい分野があるかどうか。
得意なことがあるのなら、それを仕事に生かせる方法を見出していくということです。

もし、すぐに思いつかないようなら、異業種の転職は選択肢から外した方がいいかもしれません。

保育士として再就職

もしかしたら、公務員という立場が合わなかっただけ。
法人が違うとやり方や環境が全く変わるものです。

保育施設を運営している法人は多様化しています。
そして施設形態もさまざま。

どこがあなたにとって良い保育園なのかは、自分では分からないものなので、保育士の求人紹介をしてくれる転職支援サービスを利用しましょう。

登録は無料!料金は一切かかりません。

保育士不足を解消すべく、保育士を求める保育園と、自分に合った保育園を探している保育士の橋渡しになってくれるのです。

人生を考える良い転機

理想と現実とのギャップ、そして働いてみないと分からないことはたくさんあります。
でも、もしかしたら、人生を考える転機なのかもしれません。

一度立ち止まって働き方について考えてみる。
数年後に笑って仕事が出来ているだろうか。
我慢することも必要ですが、我慢し過ぎてはいけない時もあります。

時間をかけて考えてみましょう。
きっとあなたに合う職場はあるはずです。

まとめ

退職は決してネガティブなものではなく、次のスタートを切るためのステップの一つです。
「あの時決断して良かった」と思えるように、未来の扉を開けてみてください。
あなたをサポートしてくれるプロに力を借りれば、心強い見方になってくれるのではないでしょうか。

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