オープニングの保育園で働くメリットとデメリット、求人探しのコツと注意点

皆さんは「オープニングスタッフ募集」という保育園の求人を見かけたことはありませんか。
今年もどれくらいの新しい保育園ができるのか期待が高まるものです。

新規に開設する保育園で働くメリットはどんなものがあるのか、そして意外なデメリットと求人の探し方についてご紹介したいと思います。

オープニング保育園で働くメリット

オープニング保育園で働くメリット

新しい保育園はすべてがピカピカ

新しい保育園は子どもたちが使うロッカーにおもちゃ、食器まで全てが新品でピカピカ!保育する環境がきれいなのは、子どもたちにとっても保育士にとっても最高のシチュエーションの一つですよね。

もちろん、保育士が使うロッカーや休憩室もきれいなので、休憩時間もゆったり過ごせそう。きれいな職場は気持ちに余裕も生まれますし、穏やかな保育が提供できるのではないでしょうか。

ゼロから新しい保育園を作り上げる喜び

保育用品の配置から、園児を迎えるフローの確認、地域性を踏まえた行事の計画や、シフトの組み方など、ゼロから作り上げる喜びは、既存の園では味わえない喜びにつながります。

はじめて経験することも多いかも知れませんが、保育士としての引き出しを増やしてくれる大事なスパイスに。新しく作り上げたルールが、今後何十年も引き継がれていく最初の一歩になるかと思うとワクワクしてきますよね。

スタッフの人間関係もゼロからスタート

スタッフの人間関係もゼロからスタート歴史が長ければ長いほど、保育園の中には見えない派閥や人間関係が存在するものです。それに比べて新規の保育園は、ほとんど新しい保育士で構成されていますし、良い保育園を作りたいという高い目標があるため、団結力も強くなるもの。

子どもたちがいない状態で準備を行い、雑談を通して少しずつお互いを理解していく。スタートメンバーとして働くと適度な距離を築くことができるのも魅力かもしれません。

面倒くさい保育士同士の人間関係を気にしなくていいのは魅力的ですよね。
全員が新規採用かといえばそうではなく、法人内の他の保育園から異動する保育士もいます。でも、選ばれた人たちなので人間関係という点では問題ないでしょう。

伝統に縛られない新しい保育ができる

開園から歴史がある保育園は、多くの保育士やこども達、そして保護者や地域の皆さんに支えられて成り立っています。そのため、子どもが園庭で遊ぶ声がうるさいとクレームが入った場合には、その都度保育園のルールを変えながら試行錯誤してきた経緯があります。

これらの蓄積が信頼や安心につながっているのですが、中には、はじめてその保育園を利用する保護者や、保育士にとっては理解し難いルールが存在することもしばしば。

ルールを変える時には、園長の承認が必要なケースや、職員会議を開いて、賛成多数の承認が得られてはじめて新しいルールが適用されるなど、面倒な部分も多いのです。

その点、新しい保育園は保育士が軸となって事前に決めることができますし、不具合が合った場合には、担当者レベルで決めることもできるので新しい発想も出やすいというメリットがあります。

決定権が保育士にあるのはやりやすいですし、新しい保育を提供できる機会があるのは保育士にとって魅力的なのではないでしょうか。

オープニング保育園で働くデメリット

オープニング保育園で働くデメリット

開園前の準備が大変

次は意外と多いデメリットについて見ていきましょう。
全てがゼロからスタートする保育園では、備品はあっても殺風景な状態なので、壁面の装飾など全て自分たちで作っていかなくてはいけません。

受け入れる園児の数が多ければ多いほど、大変な作業になってきます。そして受け入れを想定して、動線や保育士の動きを確認し、危険箇所には事故防止のために対策を一つずつ施していかなければいけないのです。

開園するためには、保育園の内部を保育士の目線で色付けしていくため、時間と労力がかかってしまいます。

準備が間に合わず遅くまで残業することも。環境が整わないと子どもたちを受け入れることはできません。

子どもたちが慣れるまでは慌ただしい日々

子どもたちが慣れるまでは慌ただしい日々無事に開園できたとしても、通ってくる子どもたちはみんな初めて利用する子どもたちばかり。ルールの徹底や、遊びのフォロー。保育士の休憩や交代のタイミングの調整など、子どもたちを見ながら保育士も試行錯誤を繰り返していきます。

はじめて集団生活をする子どもは落ち着かないので、開園して数ヶ月は子どもたちを最優先にした慌ただしい状態になります。

でも、この時期をみんなで協力すれば慣れてくるので、子どもたちを新しい環境に慣れさせることを意識する時期になります。

前例がないので全て自分たちで決めなくてはいけない

新規の保育園では毎日が新しいことの連続です。緊急事態が発生した時には、昔からいる先生に聞けばある程度解決方法が分かるのに対して、新設保育園では前例がないので、全て自分たちでその都度選択していかなくてはいけません。

もちろん園長や主任の指示を仰ぎますが、報告しながら相談して決めていくこともしばしば。

でも、これらの突発的な対処を通して団結力が高まっていくのはデメリットから生まれるメリットかもしれませんね。

新設は4月開設とは限らない

新設は4月開設とは限らない新設保育園というと、新学期の4月をイメージするかもしれませんが、4月に限らず年度途中に開園する保育園も増えています。新設保育園で働きたいから、1月に退職を伝えてそれから転職活動をという計画では遅すぎるのです。

新設保育園で働きたいなら、年度途中に開園する保育園もあるということを頭に入れた上で、転職活動の計画を立てなければいけません。

新設保育園は人気があるため求人を見つけづらい

新設保育園は人気があるため求人を見つけづらい新設保育園は、新しい園舎に人間関係もゼロからスタートできることから、人気があります。募集が出ると応募が殺到してしまい、すぐに募集が終了してしまうのでなかなか求人を見つけられないという現状もあるのです。

毎日求人をチェックするしか方法はないのでしょうか。

新規の保育園は競争率が高いという話を聞いたことがあります。
人気がありますが、求人を見つける裏ワザがあるんです。

転職サイトを活用する

新設保育園では、園長や主任の管理職以外に、男女比や年齢のバランスも踏まえて配置計画を立てています。その計画を元に採用していきますが、保育士を紹介してくれる転職支援サービスに採用したい人物像を依頼しているのです。

登録した保育士の中から、依頼に合う保育士に対して、新設の保育園を紹介するという仕組みがあります。

そのため、新設保育園の求人を扱う転職サイトに登録するのが必要不可欠!なのです。

個人で新規保育園を見つけるのは難しいので、希望する条件を伝えて募集があったら連絡してもらうようにしましょう。

登録から求人紹介までの流れは以下をご覧ください。

転職支援サービス利用の流れ
  • 会員登録
    キャリアアドバイザーから電話 or メールで連絡
    希望する条件を伝える

    • 雇用形態:正社員・パート・派遣・その他
    • 施設形態:小規模・大規模・事業所内保育所・その他
    • 通勤可能なエリア 例:自宅から1時間以内・〇〇沿線等
    • 希望給与額:月額24万円以上・ボーナス年2回3ヶ月以上等
    • 福利厚生:退職金制度あり・休暇制度が充実
    • 就業開始日:なるべく早く・3ヶ月以内・6ヶ月以内等

  • 求人紹介
    希望する条件を合った保育園の求人を紹介

    • 面接を受ける保育園を複数選んで日程を調整してもらう。
    • 見学の調整も可能

  • 面接
    面接対策

    • 希望者には、履歴書の添削や面接対策を実施
    • 代理で給与の条件交渉も可能
    • 内定を辞退したい場合は代理で伝達してもらえます。
  • 合否
    内定
    内定後のフォローと入職手続きに向けてサポート
納得のいく転職先が見つかるまで丁寧にサポートしてくれます。

まとめ

今後も新しい保育園が開設されますが、魅力が多い分、働きたいと考えている人も多く競争率も高い傾向に。気になった人は、転職支援サービスに登録して情報が出たら紹介してもらうようにしましょう。

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