全国各地で保育士を対象としたイベントが開催されていますが、参加したことはありますか?
今回は特におすすめしたい、保育士と幼稚園教諭の転職をサポートする、保育士バンクが主催する就職・転職フェアに参加するメリットについてご紹介したいと思います。
「保育士バンクの就職・転職フェア」はズバリ、20代から40代の転職希望者におすすめ!その理由とは?早速見ていきましょう。
保育士バンク!就職・転職フェア詳細
保育士バンクは、保育士や幼稚園教諭の就職や転職をサポートしており、求人情報はもちろんのこと、コラムやニュース、転職にまつわる質問などを分かりやすく解説しています。
その保育士バンクが主催となって行うのが「保育士バンク!就職・転職フェア」です。
保育士を対象にしたイベントは、新卒向けというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、保育士バンクが主催する転職・就職フェアは、対象者が広いことも特徴の一つ。どんな人が対象なのかというと、
【対象者】
- 短期大学生
- 専門学校生
- 大学生
- 第2新卒
- 保育士
- 栄養士
- 看護師
- 管理栄養士等
- 保護者の方

これから就職活動をする保育学生はもちろんのこと、転職を考えている第2新卒や、現役の保育士で転職を迷っている人も参加することができるのです。
このイベントは、保育士バンクに求人を掲載している法人が、保育園のブースを出展し、保育園の様子を知ってもらうことが目的の一つなので、企業が主催する就職説明会よりも堅苦しくありません。
履歴書は不要、入退場の制限もないので、お友達と一緒に参加することも可能なのです。
子育てが落ち着いたので、もう一度保育士として働きたいというママは、お子様連れでもOK!一緒にブースを回りながら、子どもの反応を見ると保育園の特色を知ることができるのではないでしょうか。
事前予約でQUOカード1,000円分がもらえる
「保育士バンク!就職・転職フェア」では、リクルートスーツを着ていかなくてもいいので、友達を誘って事前に予約することをおすすめします。
事前予約をした後、当日にブースを1ヶ所以上回ると、あなたと同伴者のお友達にもQUOカード1,000円分がプレゼント!
事前予約でQUOカード1,000円。さらに友達を紹介すると1,000円の合計2,000円もらえるので、参加しない手はありません。
1ヶ所以上回ることが条件ですが、気になったブースで質問するなど活用の仕方はあなた次第です。QUOカードはコンビニやファミレス、ドラッグストアや本屋さんでも伝えるので、フェアが終わったら帰りに保育書を購入したり、フェミレスでお茶するなど、楽しみが増えるのが嬉しいですね。
てぃ先生の特別講演
てぃ先生といえば、Twitterのフォロワー数が450,000人を超えるほどの人気を集める男性保育士の一人。そんな話題のてぃ先生の日々の保育で感じていることなどをワークショップ形式で聞くことができます。
講演の内容
・失敗から学んだ園探し
・現場で役立つ楽しい保育の考え方引用:保育士バンク
特に「現場で役立つ楽しい保育の考え方」は、現役の保育士の意見として聞いてみたいものですよね。てい先生の講演のみ参加することはできないので、詳しくは「保育士バンク!転職・就職フェア」をご覧ください。
参加団体は社福に株式、学校法人が多数出展
保育士バンクの就職・転職フェアは、株式会社や社会福祉法人、学校法人に宗教法人などが多数出展するので、保育園の違いを比較することができます。
ブースを回って、自分の目と耳で保育園の様子を知るチャンスです。今後も出展する法人の数が増えるかもしれません。
参加企業一覧と保育園名
保育士バンクは全国の求人を扱っているので、保育士にまつわる情報をたくさん持ちつつ、応募者となる保育士に提供しています。
ここで注目すべきなのが、参加す法人の多さです。
取引している保育園の数が多いため、保育士バンクが主催する転職フェアには、保育園の良さを知ってもらい、一緒に働く仲間を求める保育園が多数集結します。
でも、会社名や法人名を見ても保育園名と一致しないという人も多いのではないでしょうか法人名からイメージする保育園象と、実際の保育園は違います。
そのギャップを埋め、普段知ることができない保育園の情報を見ることができるのが保育士バンク主催の就職・転職フェアなのです。
2018年3月11日(日)に出展する企業がホームページに掲載されていました。
その数、なんと2018年2月現在29法人
企業と保育園名を覚える絶好のチャンス
参加する法人の中には、保育業界大手と呼ばれる法人が2社(あか)も参加予定です。法人の規模も違うなか、一同に保育園が集まる機会は貴重なものとなるのではないでしょうか。
【参加予定の法人例】
- 株式会社WITHグループ
- 株式会社ソラスト
- 株式会社ベネッセスタイルケア
- 株式会社プロケア
- 株式会社グローバルキッズ
- 株式会社日本保育サービス
- 株式会社キッズコーポレーション
- 株式会社ポピンズ
- 株式会社Kids Smile Project
- キッズラボ株式会社
- 株式会社ブロッサム
- 宗教法人正光寺
- 株式会社global bridge
- 株式会社S・S・M
- 社会福祉法人春和会
- 株式会社マミーズエンジェル
- 社会福祉法人フィロス
- 株式会社プライムツーワン
- 学校法人 太陽学院
- 社会福祉法人高砂福祉会
- 株式会社ブルーム
- 株式会社アクシア
- 株式会社ニチイ学館
- 株式会社日本生科学研究所
- 株式会社パソナフォスター
- 株式会社アンジェリカ
- かえでグループ
- 学校法人簡野育英会
- 社会福祉法人つぼみ会


【出展する法人の内訳】
- 株式会社が21社
- 社会福祉法人が4法人
- 学校法人が2法人
- 宗教法人が1法人
- その他が1法人
運営の母体がこれだけ違うというだけでも、それぞれの保育園ではどんなことをやっているのか気になるものですよね。
参加した人たちの分布から見えてくること
保育士バンクの就職・転職フェアでは来場した人の集計を公開しています。どんな人が参加しているのでしょうか。
保育士バンクが主催する就職・転職フェアは、保育園の合同説明会と違って、イベントのタトルを見ても分かるように、「就職・転職フェア」と位置づけているので、転職を希望している人が多く参加しているのが大きな特徴の一つ。
その分布を見てみると
出典:保育士バンク就職・転職フェア
参加した人の特徴を見てみると、下記のような順で多いことが分かります。
【参加が多い割合】
- 中途採用を希望する20代女性
- 中途採用を希望する30代女性
- 中途採用を希望する40代女性
- 新卒の女性
- 新卒の男性
これらの特徴を見ても、新卒で就職を希望している学生よりも、中途で転職を規模する保育士が多いことが分かります。
つまり、転職を考えるなら、保育士バンクの転職フェアは、いろいろな情報を得られるチャンスということです。
参加した人たちの感想
★様々な保育園の方のお話が伺え親身になって頂けて良かったです。
★保育事業が自分が働いていた頃より随分変わっていた事に驚きました。
★就職先を決めるのに、とても参考になりました。
★休憩コーナーがリラックスできる空間(お菓子や飲み物が用意してあって)で良かったです。
★とても良い会社が見つかりました。来て良かったです。
★新しく興味のある園に出会えて良かったです。
★一つ一つのブースで熱心に説明して頂きとても満足です。
★様々な園や会社の話が聞けて、自分の視野が広がりました。実際に見学にも行ってみたいと思いました。
★様々な園のお話(給与面なども)気さくにお伺い出来たので良かったです。
★今日のイベントを機に、転職活動へ繋げられたらと思います。
★子どももいるため不安もありましたが、色々な働き方があることがわかり、前向きに転職活動ができそうです。
★インターネットだけではわからない、園の雰囲気などの細かいところも詳しく知ることが出来て良かったです。引用:保育士バンク
行くことで得られる情報があるのはもちろんのこと、保育士と保育園をつなぐ橋渡しになっているようです。
行って損になることはなく、むしろ、いろいろな情報を得ることができるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
気軽に参加し、シビアにチェックしよう
履歴書不要で、服装も自由。気軽な気持ちで参加ができて、情報というお土産もゲットできる「保育士バンクの就職・転職フェア」ですが、参加するからには、シビアな視点で保育園を見ることも重要なポイントです。
しかも、保育士は社会に求められる存在なので、保育士側が保育園を選ぶ時代。では、どんな事に注意してブースを見たらいいのでしょうか。
保育士の需要についてはこちらの記事を参考にどうぞ
言葉のかけ方
保育園のブースが並び、取り組んでいる手遊びの紹介や、実際に働いている保育士から話しを聞くことができるので、現場の雰囲気を感じ取ることができます。
特に、気になったブースの前で、話しかけようとした時に保育士の方から「こんにちは」と声をかけてもらえると嬉しいものですよね。
保育士が嬉しそうに子どもたちの様子や保育園の話をしてくれると、なんとなく想像ができますし、保育士の雰囲気が保育園の顔として印象づけられます。
保育士が保護者や子どもたちとどのように接しているのかが伺える大事な場面なので、上から目線、威圧的に話しかけるのはもちろんNG!
あなたが話しかけられて心地よいと思うなら、きっと保育園でも同じように保護者からも信頼を得ているということになります。
仲間を迎え入れる優しい気持ちがあるかどうか、言葉のかけ方も確認するようにしましょう。
保育士同士の関係をイメージする
同じような保育園が並ぶ中、保育園はそれぞれの特色を打ち出し、自分たちの保育園に応募してもらえるようアピールします。そこで活躍するのが現場で働く保育士の存在です。
現場のことは保育士が一番良く分かっているので、保育園の宣伝合戦が繰り広げられますが、ここで大事なのが、保育士の様子から関係性を観察しておくということ。
保育園では派閥や人間関係などのトラブルが多く、縦社会に嫌気がさして退職をする保育士も少なくありません。でも入ってみないと人間関係は、分からないのが現実です。
そこで、ブースに参加している保育士の様子を観察してみてください。本当に仲が良いのか、一時的に良く見せているのかは、少し話せばなんとなく感じることができます。
そして、仕切りたがりの保育士や目立ちたがりの保育士がいる保育園も要注意。保育園に興味を持ってもらうという意味合いがありますが、保育園でもムードメーカーとして同じような立ち振舞をしていることが想像できるためです。
保育士同士で話している時には、素の状態になっているので、上下関係を確認するチャンスです。後々人間関係のトラブルに巻き込まれないためにも、シビアに保育士同士の関係をチェックすることがポイントです。
ブースに貼られているものはオリジナリティがあるかどうか
ブースを彩る装飾や活動の様子を掲載したパネルのかずかず。
キャラクターをモチーフにした装飾に、子どもたちが園庭で遊んでいる様子など。見ているだけでウキウキしてくるものですよね。しかし、ここにも重要なチェックポイントが!
それは、オリジナリティがあるかどうかということです。
キャラクターものは、子どもたちにも人気があります。しかし、キャラクター一色のブースは、キャラクターに頼り切ってしまい、保育士として子どもたちを楽しませようとする意識が低い傾向も伺えます。
保育雑誌に掲載されているようなおもちゃを展示しているケースもありますが、本の通りそのまま提供したのがありありで、創意工夫が見えません。
これは、新しいものを取り入れないという古い体質や、保育園での装飾はキャラクターが定番という古い考えが根付いている可能性も考えられます。
在籍する子どもたちの個性を把握し、的確な教材や遊びを提供するのが保育士の大事な仕事の一つです。しかし、装飾を使いまわしたり、古い考えを継承していては、保育士としてのスキルアップは見込めませんよね。
逆に見たことがないおもちゃや、展示してあるものを見つけたら、積極的に開発の経緯を聞いてみましょう。
子どもたちに対して、強い想いがある保育士なら、きっと熱く秘話を語ってくれ、その話し方に引き込まれるかもしれませんよ。
人事担当者と保育園との距離感
ブースでは保育士の他に、運営する法人側から人事の担当者が出席しています。法人側と保育士側の距離も、確認しておくべき重要な部分の一つです。
管理する側と運営する側の垣根はあっても、子どもたちのためによりよい保育を提供していきたいという共通認識があることが必要不可欠なのです。
逆に保育士側が法人側と、なあなあの関係になり過ぎているのも、ずさんな労務実態がある証拠。サービス残業が日常化していたり、慢性的な人員不足に陥っている可能性も考えられるのです。
近すぎず、遠すぎない距離を保ちつつ、来場者を迎える姿勢があるかどうかを確認してみましょう。
ブースから保育園の人気度が分かる
多くの保育園が出展している中で、常に人が集まり、活気がある保育園があったら、あなたの目で見に行ってみましょう。
人が集まる保育園は、保育方針の素晴らしさや、実践している保育の中に興味を持たせる何かがある他、人を惹きつける魅力があるなど、何かしら集まる理由があります。
保育園のチラシが入ったティッシュを配り、そのティッシュ目当てに人が集まるのと、この先生から保育を学びたい!と思うカリスマ的な保育士が手遊びを披露しているのとでは、意味合いが全く変わってくるためです。
それを、あなた自身の目で見て、人気がある理由を考えてみましょう。
何か一つでも惹かれるものがあったら、気になる保育園としてチェックしておきます。
しかし、何も魅力を感じなければ、あなたとのご縁はないかもしれません。
人気がある保育園があなたに合うかどうかは別なので、自分の目で見て、感じ、判断する材料にしてみてくださいね。
パンフレットは精査する材料として必ず持ち帰る
いろいろな保育園を見て回ると、保育の内容が充実している保育園もあれば、保育士のキャラクターが強い保育園など、それぞれに特徴があります。
保育園を回ったら必ず資料やパンフレットをもらい、気になった順に並べて、持ち帰って応募するかどうか考える材料として活用しましょう。
いくら保育の中身が良くても、パンフレットの中身が薄すぎるものでは、地域に根ざした保育園にはなることはできません。
子どもたちや保護者、そして地域やはじめて保育園を知った人にでも、伝えられるメッセージ性がなければ、一時的にその場を繕っていることになるのです。
家に帰ってパンフレットを見返した時に、話した雰囲気と違うと感じた保育園は、一つの側面だけを見せているに過ぎません。
全てにおいて、あなたが納得し、この保育園で働きたいと思う場所に巡り会えるまで厳しい目を持ちながら、確認するようにしましょう。
来場者のふとした会話にも秘密が
保育園を端から端まで全て回ろうとすると、無理があります。回れたとしてもどのブースが良かったのか、どの保育園の理念に共感したのかも忘れてしまうためです。
できれば最初に気になるブースをチェックし、計画的に回るようにしましょう。
そして、来場している保育士の声にも、保育園の様子を知るキーワードが隠されているので、周りの声にも意識を向けて見てください。
良い情報も悪い情報も、会場の中には溢れています。
耳を傾けながら気になった情報は鵜呑みにせず、必ず自分の目で確認しにいくこと。
情報を集めて、精査していくことで、求人を見極める視点が磨かれていきますよ。
まとめ
いかがでしたか。就職活動をしている学生の皆さんはもちろん、転職を考えている人、そしてこれから保育士として働きたい人には、有益な情報が詰まっています。ブースで話したことが印象に残り、面接で生かされることも。ぜひ参加してみてくださいね。