目が大きく見えるマツエクにあこがれている保育士も多いのではないでしょうか。
手入れも簡単ですし、朝のメイク時間を大幅に短縮することができます。
しかし、同年代が当たり前のようにやっているおしゃれが、トラブルの元になるとしたら、気をつけたいものですよね。そこで、保育士がマツエクやピアスを取り入れるリスクや注意点についてご紹介したいと思います。
就業規則でルールを確認しよう
マツエクやエクステなどは、保育者としてふさわしくない。というクレームを受けることも少なくありません。
そのため、就業規則の中に「マツエクやネイルは禁止」と定めるケースもあり、これを知らないでマツエクをしてしまうと、就業規則違反になり注意を受けることになってしまうのです。
おおまかなルールを設けている場合と、細かく定めている場合など、法人によってまちまちなので、ピアスやペンダント、指輪にパワーストーンに至るまで禁止事項がないかどうか一度チェックしてみましょう。
子どもの視界に入るアクセは事故やケガのもと
ルールを確認して、書いていないからといってピアスをつけるのも社会人のマナーに反してしまいます。
大きめのペンダントトップや、何重にもなったブレスレットは、何かの拍子に子どもたちの目にあたってしまったら、ケガをさせてしまうことになります。
ピアスにイヤリング、指輪にペンダントなど、子どもたちの視界に入るものや、動きがあるものは事故やケガの元になるため、身につけるのは避けましょう。
自己主張し過ぎるおしゃれは人間関係にも影響する
保育園のルールで禁止とされていても、中にはルールを破る保育士も存在します。
服装やアクセサリー意外の小物でも、事務仕事で使うペンケースはゴールドで統一し、スマホカバーはラインストーンでデコレーション。
キャラクターやキラキラ系のストラップがたくさんついていると、ちょっと距離を取りたくなりますよね。
仕事中は清楚な服装を心がけても、仕事が終わると一気にプライベートモード!仕事とプライベートとのギャップがありすぎるのも人間関係にヒビが入る可能性があります。
自己主張が激しすぎると、わがままや、自己中などといらぬ噂も広がってしまうのが女性社会の怖い部分の一つ。
周りの保育士の状況などもチェックしながら、あくまでも職場という意識を持つことが重要です。
不快に思う保護者の存在
保護者の中には、派手なメイクを嫌う人も少なくありません。
それは、保育者として子どもと接するのにおしゃれは必要ないと思うためです。子どもの見本となるような言動を求める傾向があるため、派手はメイクやアクセサリーは不信感を与えてしまうきっかけにもつながるので、地味目を心がけた方が懸命です。
保育士の視線も要注意
ナチュラルメイクをしていても、保育をしていれば汗をかいて顔がテカってしまうことも。
それをいちいち、トイレや事務室にこもって直していては、保育に支障をきたしてしまいます。保育に関係のないことは、注意や指導の対象になってしまうので、休憩時間以外は化粧直しはしないようにしましょう。
外見よりも数年先を見据えたケアが大事!
出典:気象庁「日最大UVインデックス(解析値)の月別累年平均値グラフ」
ファンデーションにアイブロー、自然な色合いのリップで出勤し保育に入ります。子どもたちに季節の移り変わりや自然とのふれあいの機会を作るため、お散歩にいく機会も多いものです。
ここで大事になってくるのが、紫外線対策です。
紫外線対策というと、夏場だけと思う人も多いかもしれませんが、1年を通して対策が必要なのです。この紫外線対策を怠ると、数年後にはシミとなって表れ、メイクで隠さなければいけない状態になってしまう場合も。
そのためも、メイクも大事ですが、通勤途中はもちろん、お散歩に行く前には顔や首、腕に塗り込んでシミ対策を心がけるようにしましょう。
マツエクするなら転職や異動がチャンス
マツエクをどうしてもやりたいと思うなら、具体的なタイミングについて考えてみましょう。
年度途中に行うと、かわいくなる分マツエクを施術したことが分かりますし、何より子どもたちが「いつもの先生と違う」と距離を置くことにもなりかねません。
もし、やってみたいと思うなら、転職して新しい職場に入る前や、異動の前がおすすめです。
転職を機にと思うなら、応募する保育園を決めて履歴書の写真を撮る前に終わらせるという方法も。
その分、定期的にメンテナンスも必要になってきますが、マツエクをしたことで自分に自信が持てるなら、事前に準備をして進めて見ても良いのではないでしょうか。
マツエクはメンテにお金と時間がかかる
転職や異動の機会にマツエクをすれば、新しい職場ではマツエクしたことが分かりません。
念願のマツエクにテンションが上がりますが、マツエクはキープするのにメンテナンスが必要です。2週間に1度のペースでサロンに行き、費用は5,000円ほど。
休みとサロンの予約を調整しなければいけませんし、それでなくても保育士の給与は低めなのでリスクを犯してまで5,000円払うのはいかがなものなのでしょうか。
目元も大事ですが、肌がきれいであってこそ、表情が豊かに見えるので、紫外線対策にお金を使った方が後々のためかもしれません。
おしゃれはプライベートで楽しむ
保育士をしていると、どうしてもジャージにラフな服装が定着してしまうものです。流行のファッションにもうとくなりますが、自分の思うファッションを表現できる環境でない場合は、仕事だと割り切ってプライベートに開放してあげる時間を作ってあげましょう。
週に1回という回数が限定されるので、その分楽しみも広がるものです。
夏はノースリーブのワンピースにミュール。冬はミニスカートにブーツなど、プライベートなら誰にも文句は言われません。
毎日のおしゃれを楽しみたいと思うことも大事ですが、プライベートで楽しむ!と割り切ることも大事ですよ。
まとめ
いかがでしたか。子どもたちに関わる仕事柄、あまり派手なファッションは保育者としての品格を問われてしまうこともあるため、注意が必要です。
でも、髪を切った時や新しい職場に異動する時などタイイングを見極めれば、違った自分を見つけることができるかもしれません。気になった人は参考にしてみてください。