【転職体験談】35歳中堅保育士、園長へのキャリアアップ

都内に住む35歳Yさんは、短大を卒業してから15年間保育に携わってきた中堅保育士

しかし、経験を積んでも給与が上がらず、思い切って転職活動をした所、大きな転機に巡り会えたお話です。

キャリアを積んでもベースアップは低い

短大を卒業して新卒で認可保育園に就職が決まったYさん。職場の人間関係も良く、充実した毎日を過ごしていたそうです。

クラス担任も任せられ、新卒で入った時に一緒に保育園に入園したゼロちゃんを無事に小学校に送り出すこともできました。

保育園で働くようになってから7年目の27歳の時、他の園に異動になりました。
子どもたちの雰囲気や地域の様子が全く違うことから、子どもたちの接すること、保護者の悩みによりそうことに精一杯取り組んできたとのこと。

新しい保育園に異動になってからその後も5年間、32歳まで子どもたちの成長を見守ってきました。
この頃になると、保育のキャリアが10年を超えるので、中堅保育士として若手の保育士の育成も行うように主任保育士から指示がありました。

保育はもちろん、育成にも関わることはやりがいにつながりますが、新卒で入った頃に給与が180,000円、キャリアを10年積んでも220,000円ちょっと。

手取りにしても200,000円にならないことに対して、将来の不安を抱えるようになったのです。

女子会では給与とステイタスの話

学生時代の友人と女子会をすると、30を超えた女性の中には、管理職やプロジェクトのリーダーを任される人も増えてきました。

もちろん赤裸々な給与事情や仕事のステイタスの話が中心になり、金額を聞くとYさんの給与とは遥かに違うので理想と現実を思い知らされたそうです。

でも、好きなことを仕事にできているのは幸せなことだと自分自身に言い聞かせつつ、手取り200,000円前後で暮らしていけるのか、将来に対しての不安が増していったのです。

保育士として正当な評価が欲しい

人間関係も悪くないし、子どもたちもかわいい。保護者も信頼してくれるし仕事としての悩みは全くないというYさん。しかし、Yさんが34歳の時、園長が退職して新しい園長が保育園に来たのですが、独裁的な保育観を持つ園長の指示に対して少しずつ不満を持ち始めました。

園長
新人の保育士の動きが悪いから、あなたから指導して
園長
今日の子どもたちは落ち着きがないから、外に散歩に行かせて体を疲れさせなさい

耳を疑うような指示が連日交わされ、保育士としてプライドを持って働いていたYさんは、子どもたちのため、そして一緒に働く保育士のために園長に対して抗議をしたそうです。

園長は、

園長
一般保育士からの意見は聞かない。言いたいことがあるなら主任を通しなさい

14年のキャリアを積んでいても、主任と一般保育士という立場には大きな壁があることを痛感したとのこと。

ワンマンな園長の元では、一般保育士は正当な評価がされないことにショックを受け、34歳の時にキャリアを生かしてスキルアップするため、転職活動をスタートさせたのでした。

転職で園長という提案

はじめての転職ということもあって、ハローワークで求職申込書の記入をして登録を行ったYさん。

一度就職したら、同じ保育園で働くべきと考えていたYさんは、右も左も分からない中、ハローワークの人との面談で、以下のように告げられたのです。

「保育園の希望なんですね。キャリアが14年あるから、園長として働いてみてはどうですか?」

「えっ!私が園長ですか?そんな!園長なんて無理です。」

「待機児童の問題で、保育園も新しく作っているから、園長の求人は多く出ているんですよ。
とりあえず保育園の園長募集という求人を探してみては。」

「えっ。は、はい。」

Yさんは、私が園長なんて!とびっくりしましたが、キャリアを生かすなら園長も・・・と考え、園長の求人を探すことにしました。

ハローワークからの帰り道、電車の中で、スマホから保育士の求人サイトに登録し、少しずつ探していこうと求人を見ると、園長の求人がたくさん出ていているではありませんか。

それから数週間かけて、求人の情報をクリップし、表にまとめたりするなどして、応募する保育園を絞ったそうです。

園長になるためには、キャリアは必要不可欠ですが、一般的には保育経験が10年以上あれば園長の要件を満たしているとみなされます。

もちろん、10年以下でも保育園での担当する業務や本人のやる気によってはこの限りではありません。

Yさんが園長として選んだ場所は、0歳から3歳の受け入れで定員が19人以下の小規模保育園でした。

難しい分やりがいも大きい

保育園の施設形態はさまざまですが、定員が多ければ多いほど、子どもたちとのコミュニケーションや保育士同士の連携、保護者との関わりも難易度が高くなってきます。

Yさんが選んだ小規模保育園は、定員の人数は少ないにせよ、受け入れている年齢が0歳から3歳の乳児さんなので、安全管理などは非常に神経を使います。

Y園長と呼ばれた日は、
「私が園長?」
とドキドキしたそうですが、今では園長の肩書がしっくりきている様子。
事務仕事や地域との関わり、関係機関との連携など、一般保育士では行っていなかった業務もプラスされましたが、大変な部分もあるがそれ以上にやりがいもあるとのことでした。

キャリアが生かせる職場に巡りあえて本当に良かったですね。

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まとめ

いかがでしたか。一般保育士から主任、そして園長職になるというのが一般的ですが、新しい職場で園長としてキャリアを生かすという方法を選んだYさん。

持ち前の明るさで保育園をまとめてくれるのではないでしょうか。キャリアアップを目指すなら園長としてチームをまとめるという選択肢も考えてみてくださいね。

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