保育士の人間関係はどこも最悪なのか。良い職場を見分ける方法

保育士の人間関係最悪

なたの保育園では、チームワークを乱す保育士はいませんか。異動や転職を経験すると、どこの保育園でも保育士同士のトラブルがあり、アットホームな職場なんてないのでは?」と自暴自棄になってしまうものです。

でも、全ての保育園がうまくいっていないのかというとそうではありません。そこで、良い職場を見つけるためにチェックして欲しいポイントについてご紹介したいと思います。

人間関係を悪くする保育士の存在

保育園内の人間関係が悪いのは、空気が読めない保育士がいるためです。あなたの周りにこんな保育士はいませんか?

  • 二面性がある:親の前と保育士の前では態度が違う
  • 長いものには巻かれろタイプ:延長や主任、先輩保育士のご機嫌取りをする
  • うわさ好き:保育園内の噂をネタに横のつながりをキープしようとする
  • 経験年数で序列を作りたがる:1年でも長ければ自分の方が上という意識が強い
  • 人の幸せを素直に喜べない:結婚や妊娠が分かるとシフトに影響が出ると嫌味を言う
うちの職場でも当てはまる人います。みんなに嫌われているのに気づいていないんですよね。

もし当てはまる保育士がいるのなら、トラブルの根源はその人かもしれません。

あなたの力ではどうしようもできません。保育園の中にも良い職場は存在するので、人間関係が良い職場へ転職することも視野に入れましょう。

でも、どうやって人間関係が良い職場かどうか見たらいいのでしょうか。実は求人票プラス@で見るポイントがあるのです。

良い職場を見分けるポイント

運営する法人の管理体制→園長や主任をフォローしている

保育園を探す時、どうしても待遇面に目が行ってしまうものですが、保育園を運営する法人についてチェックするようにしましょう。

保育園には園長をはじめとし、主任と保育士がチームとなって保育にあたりますが、働く保育士をバックアップする法人の管理体制がきちんとしているかどうかが非常に重要なポイントになるのです。

保育園を管理する担当者が決まっており、定期的に足を運び、保育園の様子をチェックする存在がキーパーソンとなるのです。

それは、園長は保育園を管理する責任者として業務を行いますが、自己判断する場面が多く、どうしてもワンマンに陥ってしまうもの

園長の鶴の一声で保育士が振り回されてしまう場面が増えると、保育士の不満も募っていくものです。そんな時、園長や主任を教育する存在がいるのといないのとでは、組織の軌道修正が全く変わってくるのです。

これらの存在は、法人によって呼び方は違いますが、

  • マネジャー
  • エリアマネージャー
  • 担当
  • スーパーバイザー

などと呼ばれています。保育園任せにせず、法人としてバックアップ体制があるかどうかもチェックするようにしましょう。

本部のバックアップ体制が充実!保育園には担当者を設置し法人全体でサポートしています。

求人票や求人情報にこれらの文言が記載されていると、保育園任せにせず、園長や主任を管理しつつ、保育士のサポートも行ってくれる保育園だという事が分かります。

園長や主任を管理(サポート)する人がいるかどうかが大事!

離職率が低い=定着率が高い→働きやすい職場

職場の環境が良ければ長く働き続けることができますが、給与や待遇、人間関係などさまざまな問題があり退職する保育士も少なくありません。

就職や転職して保育園に入職したが、なんらかの理由で退職した保育士の割合を数値化したのが、離職率です。

厚生労働省が発表した「保育士等に関する関係資料」によると、平成27年11月の調査では10.3%。民間の保育園では12.0%という数字であることが分かりました。この離職率が高ければ退職者が多いことになりますし、低ければ退職者が少ないと判断できるのです。

離職率

つまり、離職率が低い(辞める保育士が少ない)と定着率が高くなる(続ける保育士が多い)
離職率が高い(辞める保育士が多い)と定着率が低くなる(続ける保育士が少ない)という事が分かります。

離職率って聞いたことがあったけど、そんな意味があったんですね。
離職率が高い保育園はマイナスの印象がつくため公表されません。。もし求人票に書いてあったらチェックしてみましょう。

逆に、離職率が低い場合は、保育士が定着している証拠になるため、アピールできる部分として離職率の低さや、定着率の高さを掲載している場合も!目にした場合は、このような仕組みになっている事を思い出してみましょう。

参考:厚生労働省「保育士等に関する関係資料」

求人が多い施設は保育士の入れ替わりも激しい

慢性的な保育士不足が問題になっていますが、気づくと1年中保育士を募集している法人を見かける事もあるのではないでしょうか。

「まだ保育士が足りていないんだ」と思うかもしれませんが、これは足りていないのではなく採用しても他の保育士が退職してしまい、退職のための補充を繰り返しているケースが考えられます。

良い保育園なら、保育士は辞めませんし募集をかけなくても運営する事ができます。

新規開設で募集している場合もありますが、保育士が足りていないのに、拡大するという事は、それだけ初期投資にもお金がかかるので、保育士の待遇改善にも手が回っていないという事も想定できます。

同じ法人でも、施設名が違えば理由も変わってきますが、同じ施設でずっと募集が出ている場合は、何かしら問題がある保育園と思った方が良いでしょう。

人間関係は求人票で読み解くのは不可能

人間関係が悪い保育園には、必ず理由があります。ネガティブな情報を公開してしまうと、もっと保育士の採用が困難になってしまうため、悪い情報は世には出しません。

保育士の仲が良さそうなイメージや、キャッチコピーで見た目を良くしているので、求人票で人間関係を読み解くのは不可能なのです。

では働いてみないと分からないのでしょうか。そんな事はありません。そこで、裏技を紹介していきましょう。

求人票に悪い情報は掲載されません。プラス@で情報を集めていくことが重要です。

保育園の見学や転職フェアで雰囲気をチェック

求人票でチェックした後は、ホームページやSNSを使い口コミや評判をチェックします。そして、応募する前に保育園の見学ができればベストですが、許可をもらいその後辞退するのは言いづらいものですよね。

そこで、保育士のために全国各地で開催されている転職フェアを利用してみましょう。

一緒に働く仲間を募集するべく、保育士が保育園の魅力をアピールしています。ブースごとに保育園での活動の様子を紹介していますが、保育士同士の距離感や、本部担当者の様子なども同時にチェックすることができます。

イベントは来場者が自由にブースを回る形を取っていますし、履歴書不要で服装も自由!転職フェア活用術についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

まとめ

「保育園の人間関係は我慢するしかない!」と思っていたあなた。人間関係が良い保育園はあります!ただ、見つける事が難しいのです。個人で探すのは非常に困難なので、プロの力を借りて見つけてみてくださいね。

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