保育士が円満に退職できる3つの理由。きれいに辞めるメリットとは

今勤務している保育園を退職しようと思っているあなた。退職理由は辞める上でとても重要なのをご存知ですか。

きれいに辞められるかどうかで、退職までの働き方も変わってきますし、次の転職にも影響があるとしたら?そこで、保育士が円満に退職できる理由についてご紹介したいと思います。

受け入れられる退職理由とは

「人間関係がドロドロしていて、こんな保育園なんか辞めたい」と思っていても、そのまま伝えてしまうと、聞く側としては気持ちの良いものではありません。

「退職なんかさせるか」という気持ちにもなってしまうものです。では、どんな理由ならすぐに受け入れてもらえるのでしょうか。具体的なポイントについて見ていきましょう。

退職理由によってはいじめや引き止めに合う可能性もあります。

家庭の都合

まずは、結婚や出産、引越しや家族の介護など、家庭の都合での退職は、致し方ない部分なので納得してもらえます。

結婚や出産などはハッピーな理由ですし、気持ちよく送り出してあげたいと思うものです。これらを一括りにして「家庭の都合で退職させてください」と伝えれば、あまり深く聞かれることはありません。

体調不良による退職

次は健康面について。人間関係のストレスからうつや適応障害と診断される人も少なくありません。医師の診断書を提出して退職することもできますが、不眠や倦怠感、頭痛や吐き気など体調に支障をきたしている場合でも、体調不良を理由に退職することは可能です。

体調面は、プラバシーに関することなので、具体的な内容までは聞きづらいことから、心身に支障をきたしている状態を理由にしても理解が得られるでしょう。

診断書は自費になってしまいますが、診断書の退職届を一緒に提出するケースも増えてきています。

保育士としてキャリアアップ

最後は「保育士として働く上で、将来的に主任や園長を目指したく、経験を積む上でいろいろな施設で仕事をしてみたい」という明確な目標がある場合も説得力が高い理由といえます。

そのためには、仕事で保育にかける思いを日頃から伝えておくことも重要なポイント!上を目指していきたいと思う人を、止める人はいませんよね。

保育施設も多様化しているので、施設形態が違えば、保育の内容も変わってくることから、気持ちよく送り出してもらえる理由としておすすめです。

いろいろな施設で経験を積みたいんです!
そういう理由なら仕方ないわね。さみしいけどがんばって!応援しているから

円満に退職できる退職理由は以下の3つです。

  • 家庭の都合(結婚・出産・引っ越し・介護等)
  • 体調不良
  • キャリアアップ(いろいろな施設で保育のやり方を学びたい等)

ダメな退職理由

良い理由があれば、ダメな理由もあります。このダメな理由を伝えると、退職の引き止めに合う他、仕事がしづらくなってしまうので注意が必要です。では、ダメな理由としては、どのようなものがあるのでしょうか。

給与が低い

まずは、待遇面に関する理由です。就職または、転職して働いている保育士は、全員が入る前に給与や待遇を確認して働いているので、今更給与が低い、ボーナスが少ないといったものは理由として成り立ちません。

なぜなら、「納得して入ったんでしょ」と思われますし、給与の金額は違っても、保育園で働くスタッフはみんな同じ条件で働いているためです。実際の理由が待遇面であったとしても、絶対に給与の額を理由にしてはいけません。

個人名を出す

保育園の中には、ボスキャラやクレーマと呼ばれる保育士などいろいろな人がいます。
仮に保育士の人間関係が嫌で辞めようと思ったとしても「◯◯先生が嫌で、気を使って仕事をしたくない」など、個人名を出すのはNGです。

もし、あなたが逆の立場で、自分の立ち振舞が理由で辞めたいと他の保育士が言ったとしたら、悲しいですよね。社会人として働く上では、コミュニケーションを取るのも仕事の一つなので、退職の理由を誰かにせい、つまり、他者責任を装うのは絶対に止めましょう。

家族や親戚の体調不良を装う

次は、意外とやってしまいがちなのが、家族や親戚の体調不良を理由にするということです。
これは一見家庭の都合とも取れますが、今まで家族や親戚の話をしたことがない保育士が、いきなり、介護のために辞めますというのは、胡散臭いものです。

家庭の都合と言われれば致し方ありませんが、理由を聞いた相手は、「嘘っぽい」と感じるもの。その後退職するまでの間、仕事がしづらくなるので、普段から関わりがない人を持ち出すのは禁物です。

仮に家族や親戚を理由にするなら、普段からそれとなく会話に盛り込んで話しておくようにしましょう。

この前急に休んだ時も、親の体調不良って言ってたわよね。なんだか嘘っぽくない?

嘘は絶対ダメ

ダメな退職理由に共通して言えるのが、嘘が見え隠れするという点です。明らかに分かる嘘は、あなたの信用を損ねる可能性があります。

退職の本当の理由はあっても、表向きの理由を考え、どのような理由なら退職を受理してもらえるのかを考えることが重要です。

不自然な嘘や、二点三点する嘘は、絶対に分かってしまうので、慎重に理由を考えるようにしましょう。

終わりよければ全てよし

なぜ、本当の理由を言ってはいけないのか。それは、社会人として働く上で最低限のマナーになります。「辞めさせてください」と伝えてから、次の日で辞めることはできません。

それは、法人の就業規則で定められているので、何ヶ月前までに伝えなければいけないのか事前に確認する必要があります。

そして、伝えた後も、退職するまでの間は勤務することになるので、気持ちよく仕事をして円満に退職するためにも、理由はとても大事になってくるのです。

仮に嘘をついて辞めた場合、「昔働いていた人の中で、こんな人がいた」と伝説化してしまうことも。「終わりよければ全てよし」という言葉があるように、次のステップに進むためにも、円満に退職する方法を意識しましょう。

円満退職するメリット

これから辞める保育園ですが、どうして円満退職しなければいけないのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。辞める理由は人それぞれですが、円満に退職すれば、その仲間達とも関係性を続けることができますし、仲間を介してあなたの悪口を聞かなくても済むことになるのです。

円満に退職しなかった場合は、当然あなたに対する不満や悪口を言われてしまいます。
それを間接的に耳にすることは想像以上にショックなのではないでしょうか。

また、転職をする場合、面接官が納得できる理由を答えることができるので、転職活動をスムーズに進めることができるのです。

次のステップを考えている人は、円満退職を再確認し、気持ちよく辞められるように準備をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか。辞めるにあたって、本当の理由はあるにせよ、社会人としてルールを守り、気持ちよく辞められてこそ、新たな人生のスタートを切れるのではないでしょうか。嫌な気持ちは置いておいて、今は、納得してもらえる退職理由を考えてみましょう。

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