このページに辿り着いたということは、あなたは保育士として働く上で大きな壁にぶつかっているのではないでしょうか。
「もしかしたら保育士に向いていないかも」「子どもたちにも好かれていないのかもしれない」と自暴自棄になっていませんか?
追い詰められてしまうと何も考えられなくなってしまうものです。ここでは、自信をなくしてしまっているあなたに前向きになれるヒントをご紹介したいと思います。
こんなことで悩んでいませんか?
あなたが悩んでいるのは、子どもたちのことですか?それとも保護者に対してですか?悩むということは今のあなたらしさが薄れてしまっている証拠です。


保育についてですか?それとも保護者対応について?保育士同士の付き合い方も難しい部分ですよね。具体的にどんなことで悩んでいるのか、今のあなたに一番近いものに焦点を当ててみましょう。
- 子どもに注意ができない
- 子どもになめられてしまっている
- 園庭やお散歩が苦手
- 絵が下手で子どもにばかにされる
- 保護者対応が苦手
- 保護者に何を報告したらいいか分からない
- 保護者から受けたクレームがトラウマになってしまっている
- 保育士とチームワークを取るのが苦手
- 園長や主任に話しかけられない
- 先輩保育士に叱られるのが怖い
- 先輩保育士が怖くて報告・連絡・相談が疎かになってしまっている
- 計画的に事務ができない
- 段取りが悪過ぎる
- 臨機応変に対応できない
- 学校で習ったこと以外は自信がない
上記の中に、当てはまるものや近いものはありましたか。もしあったのなら、先輩保育士も同じように悩んで通ってきた道なので大丈夫!その解決法について考えていきましょう。
何年たったら自信が持てる?
先輩のような保育士になれるのだろうか。と考えたことはありませんか。悩んでいる時には他の人と比べてしまうものです。答えは見つからず余計不安になってしまうもの。
ここで社会人に聞いたアンケート結果を見ていきましょう、
人材派遣と人材紹介の大手、リクナビでは社会人の悩みを解決すべく「自分は社会人何年目から「一人前」になったと思うか教えてください。というアンケートを取りました。
自分は社会人何年目から一人前になったと思いますか?すると以下のような結果が見えてきたのです。
経験年数 | 割合 | 短大・専門卒の年齢 | 大卒の年齢 | |
1位 | 4年目~6年目 | 42.6% | 25歳~27歳 | 27歳~29歳 |
2位 | 10年目~12年目 | 16.4% | 31歳~33歳 | 33歳~35歳 |
3位 | 1年目~3年目 | 14.6% | 21歳~24歳 | 23歳~26歳 |
4位 | 7年目~9年目 | 11.6% | 28歳~30歳 | 30歳~32歳 |
5位 | 13年目以上 | 10.4% | 34歳以上 | 36歳以上 |
参考:マイナビニュース
社会人4年目から一人前と思う人もいれば、13年以上仕事をしてやっとと思う人も。
この結果を見ると、さまざまな捉え方があり、一人前をどう捉えるかは人によって大きく違うことが分かります。
年齢や経験年数は一つの目安にしか過ぎないので、自信がないと感じた時は立ち止まって、どうすべきか考え、対処していくことで理想と現実とのギャップを埋めていけるのではないでしょうか。
他の保育士に頼ることも大事!
保育士の仕事に正解はないので、自分一人で抱え込んでしまうかもしれませんが、周りに助けてもらうことも重要なポイントです。どんな保育士でも、長所と短所があり、それをお互いにフォローすることで仕事として成り立っています。
ピアノが上手に弾けないのなら、ピアノを弾くのを他の保育士にお願いし、あなたは子どもたちと一緒にいることで、保育士としての役割を果たすことができます。
また、保護者に何を報告したらいいのか分からないなら、他の保育士の会話に耳を傾けて、同じようにやってみましょう。
保育士の自暴自棄は定期的にやってくる
毎日笑顔で振る舞っている先輩保育士も、仕事をしていれ失敗のひとつやふたつ、いやそれ以上に多くの経験を積みながら子どもたちと接しています。
失敗が続く時もありますし、保育士同士の人間関係がうまくいかないと、心が疲れてしまい、「保育士を辞めたい」と思ってしまうもの。
人には運気のサイクルがあるように、何をやってもうまくいく時期と、何をやってもうまくいかない時期があります。
「保育士に向いていないのかも」と思う事は定期的にやってきます。そのサイクルは半年かもしれませんし、3年に1度かも。
「保育士の仕事は向いていないかも」というネガティブな気持ちになっても流せるテクニックを身につけるようにしましょう。
それは、好きな音楽を聞いたり、美味しいものを食べたり、自分の好きなことに時間を費やすことで気分を変えられることができます。
保育園内でできるストレス解消法についてはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
がんばっている自分を認めてあげよう
保育士に向いていないかもと思った時には、がんばっている自分を褒めて認めてあげましょう。マイナスなことが重なってしまう時もあるので、あなたがあなた自身のことを守ってあげてください。
一人でも見方になってくれる人がいると、少しは安心できるのではないでしょうか。
こどもと一緒にいて楽しいかどうかが大事
保育士に向いていないかもと思った時、それは、あなたを取り巻くさまざまな環境が影響している可能性があります。その原因は、保育士のパワーバランスかもしれませんし、子どもたちとの相性がよくないことも考えられます。
でも、一番は、子どもたちと一緒にいて楽しいかどうかです。子どもたちと一緒にいても楽しくないという保育士はいません。楽しいなら、その仕事にやりがいを見出している証拠なので、楽しいことを増やしていきましょう。
子どもたちとの会話が楽しいのであれば、もっといろいろな話をして、子どもたちのボキャブラリーを増やしてあげるのです。
子どもたちの事を考えると、不安な気持ちも軽減するのではないでしょうか。
環境を変えるという選択肢
いろいろ考えても、どうしても自分に自信がもてない場合は、環境を変えて見ましょう。思い切って保育園を退職して、自分の力が生かせる保育園を探すのです。でも、その一歩が踏み出せないのなら、保育士の求人情報を検索してみるというのがおすすめです。
保育士を募集している保育園はたくさんあります。求人情報には、給与などの待遇面などが記載され、一つずつ見ていくと、今の保育園との違いを知ることができますし、保育の可能性を広げてくれるヒントにもなるのです。
「私がやりたい保育と似ている」と共感する保育園に巡り合えたら、思い切って応募してみましょう。
他の保育園の状況を知ると、狭い社会で悩んでいたことを知ることができますし、新たな職場ではあなたの可能性が発揮できるかもしれません。
まとめ
長い保育士人生を考えると、働き方や考え方を見つめ直すきっかけかもしれません。保育士を続けたいという想いがあるのなら、環境を変えることで驚くほど悩みが減るかもしれません。あなたが保育士として活躍することを陰ながら応援しています。