40代保育士は転職できるのか。キャリアが生かせる職場の選び方

経験を積み、中堅保育士として活躍する40代保育士の皆さん。
やりがいと待遇に満足していますか。
40代になると、体力や将来に対しての不安を感じる人も少なくありません。

そんな時目にする「保育士募集!」の文字。
でも、「40代の転職って、難しいのでは。」と躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで、40代保育士の転職事情と転職先を探す時の注意点についてご紹介していきたいと思います。


40代保育士が転職を考える理由

子どもへの対応はもちろん、保護者との距離の取り方など、なんでも出来そうに見えて、実は40代だからこそ不安に思う部分があるものです。
40代が抱える悩みの一例はというと、

  • 体力的な問題
  • 経験に合わない給与
  • 若手保育士が育たない
  • 経験があるからこそ、方針や理念にギャップを感じる
  • ライフスタイルの変化(結婚・出産・子育て・介護)
    などが挙げられます。

もし、少しでも不安に思うことがあったら、人生の転機なのかもしれません。
あなたの体力や今後の保育士人生を過ごす上で理想の環境を見つけてみませんか。

年代別保育士の割合

厚生労働省が2017年5月30日発表した資料によると、保育士の有効求人倍率は1.48倍です。
求人倍率が1.0を上回るということは、保育士側が保育園を選べるということ。
この保育士採用の流れはまだまだ続くと言われています。

保育園では20代から60代まで幅広い世代の保育士が働いています。
保育士の年齢や経験のバランスは非常に大事なので、40代の中堅保育士は求められる存在なのです。

同じく厚生労働省が調査した、「保育士等に関する関係資料」によると、年代別保育士の割合も公開されました。

そのデータを見ると、

  • 24~29歳:45%
  • 30~39歳:25%
  • 40~49歳:16%
  • 50~59歳:12%
  • 60~69歳:2%

40代が保育園で活躍する割合は16%。

保育士が20人働く職場では、下記のような年齢バランスの構成になります。

年代 保育士が20人在職する職場 保育士が30人在職する職場
20代 9人 14.4人
30代 5人 7.5人
40代 3.2人 4.8人
50代 2.4人 3.6人
60代 0.4人 0.6人

参考:厚生労働省「保育士等の関する関係資料
出典:厚生労働省

この年齢のバランスは非常に大事なので、20代が多いと子どもの細かな動きを見逃してしまうことになりますし、逆にベテランが多過ぎると、保育観がぶつかってしまうことにもなるのです。

年齢と、経験年数を踏まえて、保育園を運営する法人は、偏りがないよう、ベストな保育を提供できるように人員を配置するのです。

この表を見ても、40代は求められているということが分かるのではないでしょうか。

保育園が求める人材

40代は年齢と経験のバランスからも保育園に求められる重要なポジションであることが分かりました。

もう少し具体的に考えると、保育園はどのような保育士を求めているのでしょうか。
保育園の規模や種類によっても違いますが、求める人材は大きく分けて2つ。

  • 長く働ける人
  • 体力がある人

人を採用するにも労力と広告費がかかりますし、一度採用したら長く働いて欲しいと思うものです。長く働くためには、体力は必要不可欠!

プラス@として、経験があってすぐに動ける人は即戦力として活躍が期待できます。

経験があってすぐに動ける人は、体力に自信があるとは限りません。
長年の経験値から、手をかけるところと、かけなくても良いところを分かっているので、体力の問題は関係ないのです。

中堅保育士の存在は大きい

保育園側が求める人材に当てはまり、なおかつ保育園の運営を安定させてくれるのが、中堅保育士の存在です。

若い保育士だけでは、保護者も不安に思う部分もありますし、逆にベテランばかりでも、今の保護者に寄り添うことが難しい側面も。

保育園は20代から60代と幅広い世代の保育士が働いてこそ、お母さんやお姉さん的な役割が生まれ、均衡化されるのです。

20代で転職を希望する保育士と
40代で20年の経験がある保育士

採用する側は、どちらに魅力を感じると思いますか。
正解は両方です。

20代は吸収力の高さがあり、これから保育士として育てていけるという魅力がありますし、
40代で経験がある保育士は、保護者からの信頼や若手保育士の育成など、希望が持てるポイントがたくさんあるのです。

40代で転職って、難しいのではと思っていたあなた。
少し自信が持てるようになったのではないでしょうか。

需要が多く、中堅保育士は保育園にとって求められる存在ですが、転職には気をつけなければいけないポイントがあります。

40代以上の保育士におすすめの職場

40代になると、若い頃と比べて体力的な衰えや、結婚や出産、育児などいろいろな面で職場を選ぶポイントが変わってきます。
では、どんな働き方を選んだら良いのでしょうか。
ここではタイプ別に保育園の選び方について見ていきたいと思います。

経験を生かした働き方を望むなら

  1. 園長や主任クラス
  2. 新設保育園の立ち上げ
  3. 乳児保育(小規模保育所)

今までの経験を生かして働きたいなら、園長や主任という管理職がおすすめです。
給与アップも期待できますし、培ってきたノウハウを若い保育士に伝え、指導や教育していく立場はやりがいにつながります。

また、新設保育園の立ち上げも、備品や消耗品の準備の他、新しいルール作りも欠かせません。

これらは、経験がなければできないこと。
スタートアップメンバーとして新設保育園の立ち上げを経験すると、その後の保育士生活の大きな財産につながります。

また、0歳~2歳を対象とした乳児保育は、人格京成に大きな影響を与える時期の一つです。成長を感じられる魅力はありますが、子どもたちの状況を把握し、その都度臨機応変に対応していかなければいけないため、経験が求められる仕事になります。

体を使った遊びが少ない反面、子ども一人一人と密接に関われる小規模保育所は、経験が豊富な40代以上にはぴったりなのではないでしょうか。

仕事と家庭の両立に重点をおきたい

体力面や、家庭環境の変化などに伴い、仕事と家庭の両立に重きをおきたいと考えているなら、下記の保育園や働き方が考えられます。
1. 事業所内保育所の常勤もしくは非常勤
2. 働く時間を短くする非常勤

事業所内保育所は、企業が社員の福利厚生のために設けた保育所なので、土日が休みで残業なし。大きな行事もないので、家庭的な雰囲気の保育を行うことができます。

企業の正社員という雇用になるため、給与などの待遇面も充実しているのがポイント!
非常勤という働き方もあるので、仕事と家庭の両立を考えている人は、事業所内保育所という選択性も考えてみてはいかがでしょうか。

最後は、今働いている保育園で、時間を優先する非常勤という働き方もあります。
慣れた場所で働ければ、精神的な負担もかかりませんし、時間的な余裕が持てれば、体力面の不安も減らすことができます。

転職活動をすることなく、常勤から非常勤という雇用変更という形も魅力ですよね。

上記の中で気になるものがあったら、働き方を変えるチャンスかもしれません。
保育士の転職支援を行っているサービスに登録して、もう少し条件を明確にして転職活動をスタートしてみませんか。

40代中堅保育士が面接で注意すべきポイント

40代の中堅保育士は、経験があるため働く場所を選ぶことができます。
保育園側からも即戦力がある保育士として求められますが、アピールをし過ぎてしまうと、印象を悪くしてしまうため、注意が必要です。

では、面接でどのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。

協調性がない保育士は敬遠される

保育園は、大事な子どもたちを預かる施設であることから、保育士同士のチームワークや協調性が求められます。

自分一人が子どもを見ている!という自尊心の高さや、
「保護者対応は私がやるから!」という独りよがりな態度はチームワークを乱してしまうきっかけになってしまいますし、新人保育士を育てる観点がないとも取れますよね。

面接でキャリアをアピールすることは大事ですが、保育士としての武勇伝を話しすぎると、この保育士は相手の話を聞かない協調性のない人だと判断されてしまいます。

保育士としての経験はあっても、相手を立てる、控えるという社会人としてのマナーも見られているので、言動には注意が必要ですよ。

待遇や条件面を押しすぎると逆効果

40代保育士は、保育士資格を取得して現場で働いたとすると、20数年の経験を持つことになります。

経験に応じた給与を望むのは悪いことではありません。
しかし、経験値をアピールして金額の交渉をするのは絶対にNG!
印象が悪くなってしまうので、絶対に辞めましょう。

本当に自信があるのなら、保育士専門の人材紹介会社に間に入ってもらい、条件面の交渉をしてもらうと、関係が悪くなることを回避することができます。

まだ働いてもいないのに、経験をアピールして金額の交渉をするのは説得力に欠けますし、本当にこの人に任せたいと思う人材なら、採用する側からこの金額できて欲しいと打診されるはずです。

まとめ

いかがでしたか。40代の保育士は、まさに経験を積んで脂がのっている時期!チャンスを上手に掴めば第二の人生のスタートを切れるかも知れません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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