【転職体験談】38歳イクメンパパが保育士として働き続けられる秘訣

男性保育士の存在はまだまだ保育園の中では少ないもの。
給与も同年代の男性に比べて低い傾向にあり、子どもたちと関わる仕事はしたいものの、結婚や子どもの誕生を機に別の業界に転職を考える人もいます。

今回は、38歳で子育てしながら、仕事と家庭の両立をするKさんにスポットをあて、イクメン保育士として働く秘訣についてご紹介したいと思います。


男性保育士に理解のある保育園を選ぶ

38歳のKさんは、専門学校を卒業してから保育士の資格を取得しました。17年前なので当時は今ほど保育園の求人がなく、資格は取得したけれど、一般企業の営業として就職したそうです。

10年ほど勤務した頃、やはり子どもたちと関わる仕事がしたいと一念発起し、32歳で株式会社が運営する保育園に転職しました。

まだまだ男性保育士は少なく、保護者からの理解を得ることの難しさも感じたようです。最初に転職した保育園は、定員が100名を超える大規模な保育園で、ほとんどが女性の保育士。

人間関係も複雑で、子どもの取り合いをしたり、保育士同士のトラブルに巻き込まれることも日常茶飯事。運動会では男性ということで、備品運びの担当になるなど、男性保育士の良さを生かせないことが悩みとなり、1年で転職を決意しました。

最初に保育園に転職した時には、保育士として働くことに意識が向き過ぎていたため、職場環境について全く確認していなかったのです。

その失敗を生かして、保育園選びをする時には、男性保育士が園にいるかどうか、そして男性保育士に対して、保育士も保護者も理解がある保育園かどうかを確認するようにしました。

職場選びは目先の給与ではなく将来性を重視

33歳で2箇所目の保育園に転職し、初出勤日には園長が、男性保育士は保育園にとって大事な存在であることを話してくれ、Kさんを迎え入れる体制はとても良かったようです。

転職する保育園を選ぶ時には、職場環境や人間関係、そして園長や主任に向けてのキャリアビジョンが開かれているかどうかも、チェックする大事なポイントの一つ。

初任給が低くても、経験年数に応じた給与体系が確立されていたり、主任や園長などの管理職を育てる人材育成プログラムの有無は、将来性を図るための大事なツールになるのです。

保育園の本質を見る時、ホームページや求人票から保育士のキャリアビジョンをイメージできるかどうかが大事だとKさんは話してくれました。

お迎えにくるパパたちと積極的にコミュニケーションを取る

Kさんは34歳で結婚し、4歳の男の子を育てながら保育士として働いています。奥さんも同じ保育士なのでお互いの仕事に対しての理解があるとのこと。

お互いの仕事への理解は、Kさんが積極的に子育てに関わったり、休日には家族との時間を大事にする姿勢が信頼につながっているのかもしれません。

Kさんは会社員として勤務経験があり、当時の給与と比較すると保育士の手取り額は低いですが、子どもたちと関わることに喜びとやりがいを感じています。

経験を積んで主任や園長などの管理職になれば、その分給与も上がりますが、今は経験を積むための大事な期間であると捉えて、保育の質を高めることに集中しているようです。

そして、4歳の子どもを育てしながら働いている境遇は、まさに保育園に子どもを預けているパパたちと一緒なので、お迎えにきたパパと積極的にコミュニケーションを取るように努力しています。

女性の保育士に子育てのことを聞きづらいと思うシャイなパパも多いので、パパと女性保育士、そしてパパ同士の橋渡し役になるよう工夫しているKさん。

同じ立場である男性保育士は、パパたちにとっては大きな安心につながります。その安心がKさんにとってやりがいにつながっているようです。

自分の子育てに自信を持つ

保育園を利用する保護者のほとんどが、子育てに迷いを感じながら試行最後を繰り返しています。

「苦手なピーマンを食べてくれない。」
「同じ時間に寝かせることができない。」
「叱ってばかりで褒めてあげていない。」

そんな保護者の思いに共感し、時には寄り添ってあげるのも保育士の大事な仕事の一つ。
ママたちの悩みには女性保育士が寄り添うことができますが、パパの悩みに寄り添えるのは、もちろん男性保育士です。

Kさんは保育士として転職し、まだまだ保育士としての経験は浅い方ですが、自分の子育てには自信を持っています。

時には、自分の子育ての失敗談も話し、保育士だって失敗することもあるから大丈夫。
そんな失敗を共有しながら、親も楽しんで子育てしていこう!という気持ちを持つことが大事だと言います。

「K先生、聞いて」と気軽に話しかけられる関係は、保育士にとって嬉しい場面の一つですよね。
パパはもちろん、ママからも信頼され、求められることが働き続けられる秘訣になっているのかもしれません。

家庭の時間も大事にする

仕事では、男性保育士として働く一方、休日には家族との時間を大事にするKさん。仕事とプライベートの両立ができてこそ、心豊かに子どもたちや保護者と関わることができます。

子どもが小さいからこそ、いろいろな体験をさせ、その反応を直接見ることで、保育士としてのスキルアップにもつながります。保育士の奥さんと一緒に、買い物に出かけては、制作活動や、装飾に使えるものはないかを情報交換するのも、保育士夫婦がうまくやっていける秘訣とのこと。

男性保育士が転職を決意する時には、生活する上で給与は切っても切り離せませんが、小さな幸せを体感することこそが、保育士としての視野を広げ、感性豊かな保育を提供できることにつながるのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。家族を養うための生活費は大事ですが、男性保育士に対しての理解がある職場を見極めることも大事なポイントです。保育園の内部に目を向け転職先選びの参考にしてみてくださいね。長く働き続けることができる職場に巡り会えることを応援しています。

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