男性保育士の将来性。今から備えておくべきこと今後のキャリアプラン

男性保育士として働く皆さん。保育士はやりがいのある仕事ですが、男性保育士というだけで、偏見や期待を感じることありませんか。

保育士の求人は多くても、まだまだ男性の活躍が少ない職場なので、肩身の狭い想いをしている人も少なくありません。

そこで、男性保育士の給与と将来性について考えてみたいと思います。

男性保育士の給与平均

男性保育士の平均給与はどれくらいなのでしょうか。厚生労働省が毎年調査している、「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、以下のような結果になりました。

平均年齢 勤続年数 平均月収 平均賞与 平均年収
男女合計 36.0 7.7 223,300 588,200 3,267,800
女性保育士 36.3 7.8 221,900 584,200 3,247,000
男性保育士 31.3 6.2 248,300 657,600 3,637,200

この結果を見ると、男性保育士の方が月収・年収共に高いことが分かります。

なぜ高いのかというと、男性は家庭を持った時、家族を養うという観点から、手当が支給され、また男性保育士に対する期待があることが数字から読み取れます。

将来に対しての不安

女性保育士よりも給与が高いのではれば、年齢を重ねても同じように働けるのかというとそうでもありません。

結婚して家族が増えた時の養育費や、家を買う時の住宅ローンの問題など、男性保育士は将来に対しての不安を抱えているのです。

5年後はどれくらいの収入が増えるのか。
結婚しても保育士として働き続けられるのか

考えだしたらキリがありませんが、将来のことを想定した上で今できることと、今後どんな選択肢があるか考えてみましょう。

男性保育士の割合

男性保育士は女性保育士より圧倒的に少ないため、制度が整備されていないという現状もあります。

では、全体における男性保育士の割合は?というと、厚生労働省が調査した「保育士等に関する関係資料」によると、

平成25年度保育士登録者数 男性保育士 女性保育士
1,186,000人 50,000人 1,136,000人
100% 4.2% 95.8%

男性保育士は全体の4%程度に過ぎず、大部分は女性保育士が占めるため、これから男性保育士の活躍に伴い、待遇の改善や働きやすさに向けて進められていくことも十分考えられるのです。

しかし、変わるのを待っているだけではダメ。男性保育士が社会に求められるよう、アピールしていくことも今できる将来に向けての種まきの一つなのです。

男性保育士の特徴を生かした風土づくりとは

男性保育士が1人いることで、防犯対策にもなりますし、父親世代と保育園を結ぶ橋渡し役になる事も可能!

父親の悩みに寄り添えるのは、同性である男性保育士ですし、気軽に話せる心強い見方になってくれるのではないでしょうか。

体を使った遊びは、子どもたちの成長を促しますが、女性保育士には限界があるものです。

園庭や公園を使ったダイナミックな遊びでは、子どもたちからも求められる存在になるでしょう。

積極的に男性保育士の存在や役割をアピールすることも、今後の待遇改善に結びつけるポイントになりますよ。

 資格を取得して差別化を

今後男性保育士が増えてきた場合、アピールできるポイントがないと差別化を図ることはできません。

毎日の保育に取り組むながら、保育の質や幅を広げる資格を取得してみましょう。

資格を選ぶポイントは、あなたの個性が生かせるもの。そして新たな分野にチャレンジするのもいいですね。

通信講座で受講するのもいいですし、休みの日を利用して授業を聞くスタイルを選択するなら、保育士仲間を増やすチャンスになるかもしれません。

男性保育士が目指す具体的なキャリアプラン

園長や主任を目指す

一般保育士として働くとなると、大幅な給与アップは見込めません。
そこで一番身近なキャリアプランとして、園長や主任という管理職を目指すという方法が考えられます。

経験を積んで、保育園の中で信頼を得ていく。そして園長や主任の異動の時に選抜してもらえる人材となることが重要です。

法人によっては、昇格試験を受けて合格した人から、主任や園長に配置されるという保育園もあれば、日頃のがんばりで、「主任にチャレンジしてみませんか」と声がかかることも。

しかし、園長や主任の管理職は、保育園に配置する人数が決まっているため、退職もしくは異動がなければそのポジションに抜擢される可能性も低く、給与アップは見込めません。

まずは所属している法人で、主任や園長になるための要件、例えば経験何年以上や、昇格試験に合格したものから順次など、規定があるかどうか調べてみましょう。

将来への不安は考えてもキリがありません。やりがいと給与アップを狙うなら、チャレンジあるのみです。ハイクラス求人を扱うサイトについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

本部として現場をバックアップするという働き方

保育士として働くなら、一生現場で子どもたちと関わり、成長を見届けたいと誰もが思うものです。

ある程度経験を積んだ中堅保育士は、新人保育士の育成も担い、先輩が後輩に教え、保育士を育てていくのも大事な仕事の一つ。

その経験を生かして活躍でき、なおかつ給与アップが見込めるのが、現場を影で支える裏方の仕事、本部業務です。

あなたの保育園にも、定期的に巡回にきて、研修の告知をしてくれる本部の担当者がいるのではないでしょうか。

本部は、子どもたちと関わることは減りますが、間接的に子どもたちと保育園を支える大事な仕事の一つ。

保育園のマニュアルを作成する他、研修の立案、保育士の採用面接、新規プログラムの立案など、保育園の支える業務を行っているのです。
担当者は複数の園を担当し、行う業務は監査資料の作成や運営の監理など膨大な業務を行うので、現場よりも本部の方が高めに給与を設定しているケースが多いということも、本部業務を進める理由の一つなのです。

本部で業務を行っていると、保育園開設のためにさまざまな業者と打ち合わせを持つ機会が増え、横の繋がりも増えてきます。

また、保育園を経営するため、独立する人もまれにいます。

仕事を通して横のつながりが増えれば、新たなビジネスチャンスに声がかかることがあるかもしれません。

保育の裏方に徹しながら、さまざまな知識と技術を習得するチャンスだと考えると、将来に向けてやりたいことも増えていくのではないでしょうか。

無料相談を利用して男性保育士の現状をチェックしよう

  • 在職している法人で管理職を目指す
  • 他の保育園に転職して早めに将来の見通しを持つ。
  • 保育士の経験を生かして本部の担当者として間接的なサポートを行う。
  • 本部業務を行いながら、人脈を作り、次のステージを模索する

これらは、男性保育士として歩むほんの一例に過ぎません。
大事なのは、いろんな選択肢があるということを頭に入れ、自分に合った働き方を見つけるということです。

男性保育士の悩みを共有できる団体もあるので、そちらの活動にも参加しながら、いろいろな人の話を聞きながら、人生を模索していってみてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。給与明細を見る度、将来に対して漠然とした不安を抱えていた人も、保育士の資格を生かした働く選択肢はたくさんあるので、安心してください。

読んでいて気になったものはすぐに実行。まずは法人内に管理職の条件や他の保育園の給与事情を調べてみると、発想が広がるかもしれませんよ。