保育士から異業種への転職はキツイ!理想と現実、今後進むべき道とは?

人間関係に悩み、ストレスと向かいながら子どもたちと向き合う日々。
次は長く働き続けたいと思っても、転職した保育園で同じような悩みに直面すると、保育士ではなく他の業種で働いた方が楽なのでは?と考えたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、保育士から違う業界へ転職するにはそれなりのデメリットがあります。そこで、異業種へ転職するメリットとデメリット、理想と現実について考えてみたいと思います。


保育士の経験は反映されにくい

保育士の資格は国家資格ですし、保育園に転職する時には経験加算といって、今までの保育経験を月給に組み込んで給料提示してくれる所もあります。

しかし、保育業界以外の業種に転職した場合は、経験加算はなく中途採用枠として考えられるため、保育の経験が反映されにくく、現在の給与よりも低くなる場合も少なくありません。

給与や年収は業種によっても千差万別なので、今までの経験を切り離してでも、新しい世界でがんばりたいと思う強い気持ちを持たないと難しい現状が待ち受けていることも頭に入れておきましょう。

社会人としての暗黙のルールが存在する

保育園には保育士の暗黙のルールが存在します。
例えば、年齢に関係なく、下の名前で先生と呼ぶことや、保護者の名前を苗字で呼ばず、子どもの名前にママやパパをつけるなど。

会社員なら、下の名前で呼ばれるなんて、よほど仲が良くなければありません。

同じように会社には社会人としての暗黙のルールがあるので、ゼロからそのルールを学んでいかなくてはならないのです。

部署が変われば、その部署独自のルールが存在し。会社によっては年功序列、中途採用には発言権が与えられないなど、全てがはじめて体験するものばかり。

入ってみないと分からない部分もありますが、ゼロから覚えていく、つまり、はじめて保育士として働いた時のような柔軟な吸収力が求められるのです。

職場での敬語は必須

保育園の中では、子どもたちに話す時には、年齢に応じて話し方を変えるので、どうしても言葉のチョイスが幼稚になってしまう傾向があります。

これは、子どもたちが理解しやすいように話すためのものなので、保育士ならみんな実践していること。

しかし、会社の中では敬語は必須。敬語が使えないと、社会人としての意識が薄いと判断されてしまいます。

あなたはきちんとした敬語を使うことができますか。
もし自信がないのなら、転職活動と並行して敬語の使い方や電話対応などを含めたビジネスマナーの勉強もしていく必要があるかもしれません。

成果が求められ評価される立場に

会社に勤めるということは、売上や利益がなければ経営を存続させることはできません。
そのため、会社員一人ひとりが与えられた使命を全うし、会社に貢献することが必要不可欠になります。

それは、与えられた指示に対して成果が求められ、成果に対しての評価される立場になるということ。

今までは、子どもたちを見守り、褒め、指導していた立場から、指導される立場になるということは、保育士と異業種では絶対的に違う部分なのではないでしょうか。

パソコンスキルは必要不可欠

IT化が進み、会社の中では紙を使わずパソコン上で業務が完結できるような仕組みが導入されています。

保育園では、パソコン操作が苦手な保育士も多いものです。

しかし、世の中の電子化は進んでいるため、パソコンで書類が作れないと、できる業務が限られてしまい、どの業種でも非常に不利になってしまいます。

保育園では手書きで書類を作成することが多いかも知れませんが、WordやExcelの基本操作は必須だと考えておきましょう。

簡単な文字入力や文書の作成などは、保育園が電子化された時に役立つので、今から少しずつ練習しておくと、この先転機を迎えた時にも役に立つのではないでしょうか。

実務経験がない場合正社員としての雇用は難しい

常勤保育士として働いていた場合、異業種に転職する時も正社員として雇用を考えるかもしれません。

しかし、利益や売上重視の会社では、即戦力となる人物を採用したいので、実務経験がない人の転職は難しい傾向にあります。

特筆すべき特技や、会社に貢献できるものがあれば別ですが、経験がなく、年齢が高くなればなるほど、未経験者には不利と言っても過言ではありません。

それでも、あなた自身がスキルアップしたい!という強い想いがあるなら、その想いを面接で伝えることでチャンスを掴むことも十分可能です。

でも、次に待っているのが退職理由と志望動機なのです。

退職理由と志望動機はシビアに確認される

転職する時には履歴書と職務経歴書を提出しなければいけません。

書類を見た企業側は、
「どうして保育士からこの業種に転職しようと思ったのか」というのは当然気になりますし、あらかじめ考えておく必要があります。

「これをやってみたい」という希望があって、それに向けて退職したという事実。
その後どのようにその目標を実現させていくか、その表現の仕方であなたに対しての期待度や注目度も格段に変わります。

しかし、「新しいことにチャレンジしてみたい」という抽象的なものは印象が悪く映ってしまうので要注意です。

この会社、この業種を希望する理由を明確に自分の言葉で伝えること。

伝える自信がない・・・
やっぱり異業種は難しいかもと感じたのなら、もう少し保育園でがんばって、保育の専門性を高める努力をした方が懸命かもしれません。

どの業種を選ぶかがポイント

保育士から異業種へ転職を考えた時、なんとなく、保育士以外の仕事をしてみたいというぼんやりとしたイメージで考えていませんか。

異業種と言っても幅広く、総務省の「日本標準産業分類」によると、大分類だけでも20の業種が存在します。この中からやりたい業種を絞って、求人を探し、今の生活レベルを下げないものを選ぶのは至難の技です。

しかも、やりたいことや興味があることを選ばないと長続きしません。
保育士のように適職を見つけるのは簡単なようで実は非常に難しいことなのです。

  1. 農業,林業
  2. 漁業
  3. 鉱業,採石業,砂利採取業
  4. 建設業
  5. 製造業
  6. 電気・ガス・熱供給・水道業
  7. 情報通信業
  8. 運輸業,郵便業
  9. 卸売業,小売業
  10. 金融業,保険業
  11. 不動産業,物品賃貸業
  12. 学術研究,専門・技術サービス業
  13. 宿泊業,飲食サービス業
  14. 生活関連サービス業,娯楽業
  15. 教育,学習支援業
  16. 医療,福祉
  17. 複合サービス事業
  18. サービス業(他に分類されないもの)
  19. 公務(他に分類されるものを除く)
  20. 分類不能の産業

出典:総務省「日本標準産業分類」

資格を生かして違う保育園で働くという選択(転職)

異業種に転職することはデメリットばかりではなく、人と人とのつながりが増えることから、視野を広げるチャンスでもあります。

しかし、想いと準備、そして覚悟がなければ挫折してしまうかもしれません。
もし、今の職場に悩みを持っているのなら、保育士の資格を生かして転職という形で再出発してみてはいかがでしょうか。

職場が変われば雰囲気も違うので、経験を生かしながら新たなスタートを切ることができます。

あなたに合う働き方を見つける

今まで常勤保育士として働いてきたなら、少し考え方や発想を変えてみませんか。

例えば、同じ常勤でも土日が休める事業所内保育所という働き方もありますし、派遣保育士なら人間関係に悩まされることなく、割り切った仕事をすることもできます。

新設保育園なら、新しい仲間とゼロから保育園を作ることができますし、経験があるなら主任や園長という管理職を目指してみてはいかがでしょうか。

あなたがあなたらしく働ける職場はきっとあるはず。
その職場を見つけるために、プロの力を借りて転職のサポートを受けてみましょう。

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一人ひとりに合わせて最適な職場を紹介してくれ、入職後のサポート体制も整っているので、安心して働くことができます。

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上記の中で気になったものがあったら、復数登録して希望を叶えてくれる会社かどうかあなたの目で見極めてみてください。

まとめ

いかがでしたか。現実逃避したい時や、新しいことにチャレンジしてみたいと思うことは誰にでもあります。もし、今の職場が辛いなら、異業種に転職するのではなく、保育園を変えるという選択もあるのではないでしょうか。一度立ち止まって考えてみてくださいね。

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