主任保育士が抱える悩み。辛い時に再確認して欲しい4つのヒント

主任保育として働く中で、大きな壁や挫折を味わった事がある人も少なくありません。
それは、主任保育士が抱える業務が多岐に渡るため、一人では処理できない状態になってしまうためです。

主任は、保育園を運営する中でなくてはならない存在。

でも、主任が抱える悩みに寄り添えるのは、主任を経験した人、もしくは園長にしかその苦労は分からないのです。

そこで、主任保育士が抱える悩みと、辛さを感じた時に再確認して欲しい事について考えてみたいと思います。


主任保育士が抱える悩み

主任保育士は、園長をサポートしながら保育園の運営全体を確認しなければいけません。

保育園を利用する子どもたちの安全はもちろんのこと、保育士の管理や保護者対応、地域との連携など保育園全体のマネジメントが求められるのです。

しかし、主任の仕事を教えてくれる人がいないため、主任となる保育士が独自にその方法を見出して実践していかなければいけないという難しさがあるのです。

その中でも特に主任を悩ませる事例について見ていきましょう。

保育士の育成・指導

新卒で入ってきた保育士や若手保育士の育成や指導は、大事な主任の業務になります。

マニュアルがなければ、作ることから始めなければいけませんし、言葉遣いや保護者への対応の仕方も保育園として指導しなければいけません。

噛み砕いて説明しなければ理解できない保育士や、全て教えてもらわないと実践できない保育士も。

「私が若い頃はこうじゃなかった」と自分で学ぼうとする意欲がない保育士を見ると、保育士を育てていくことの難しさを痛感するのではないでしょうか。

保育士の統率と管理

保育士は20代から60代まで幅広い世代の人が働いています。
経験年数はもちろん、保育士としてのキャリアも違うため、いろいろな感情がぶつかりあうことも少なくありません。

その都度トラブルになりそうな事は間に入り、保育士同士の人間関係にも目を向けなければいけないのです。

若手を立てれば、ベテランの機嫌が悪くなり、一体誰のために働いているんだと思うことも。

保育士の板挟みに合うことも大きな悩みの種なのではないでしょうか。

園長と合わない

主任保育士の上司は園長であり、常に園長と報告・連絡・相談を行う事になります。

しかし、園長のキャラクターが強すぎる他、保育に対して熱い想いがある場合も、園長と保育士の間に挟まれてしまうことに。

一番連携をとらなければいけない相手との相性が悪い場合、右にも左にも逃げ道がない状態になってしまい、辛い思いをしている主任も多いのでは。

関係機関との細かな連携の難しさ

主任保育士は、地域との連携や小学校や幼稚園、そして子育て支援センターなどの関係機関とも情報を共有していかなくてはいけません。

それぞれに立場が違うため、相手の意向も汲み取りながら、保育園の状況を伝える難しさがあります。

細かな連携は、実際に経験した事がある人でないと分からないため、試行錯誤しながら進めていくことになります。

園長には園長がやらなければいけない業務があり、主任が一手に引き受けるとなると負担も大きくなるのではないでしょうか。

気になる保護者や子どもに対する対応の難しさ

子どもたちはもちろん、保護者の考え方や生活スタイルも多様化しているため、一人ひとりに合わせた対応が求められる時代になってきました。

その中でも気になる保護者や子どもへの対応は、一時的な情報では判断できないため、保育士と連携しながら対応策を検討していく必要があります。

しかし、いつも接している訳ではないので、保育士に委ね事後報告として聞きながら今後の方向性を模索していくのは難しい部分があります。

「自分がクラス担任だったらこうするのに・・・」という思いを抱きつつ、保育士の育成や指導も踏まえた関わりの難しさを痛感している人も多いのではないでしょうか。

サービス残業が多くなる

保育士の育成に関係機関との連携、保護者対応に事務作業など。
主任が行う業務を優先すると、どうしても事務作業は子どもたちが帰ってからになるため、必然的にサービス残業も多くなってしまうものです。

ましてや、保育士が退勤する前に主任が先に帰る事はできないため、連日遅くまで仕事に追われているという人も多いのではないでしょうか。

保育士が時間内に仕事が終わるように声をかけ、帰った後に残って残業。
残って作業をすると、疲れも出て帰って寝るだけという人も。
主任保育士という仕事は、さまざまな部分で責任という言葉を意識することになります。

業務の割に手当が低い

毎日あらゆる場面に目を配り、休日には疲れて何もできず1日が過ぎてしまうという人も多いのではないでしょうか。

でも、それだけ一生懸命努力しても、手当が低く、給与は一般保育士として働いていた頃とあまり変わらないのでは、心も体もボロボロになってしまいます。

せめて、業務量に応じた給与や手当が付いているならまだしも。
主任という肩書と、待遇が合わず少しずつ不満が蓄積されている人も少なくありません。

相談できる相手がいない

主任保育士は多くの業務を一人でこなしながら、悩みや課題と向き合っています。

保育士の良き理解者であり、園長のサポート役でもある。
しかし、主任の悩みを相談できる相手がいないというのも、孤立しているかもと感じる理由の一つなのかもしれません。

保育園を複数運営している法人なら、主任保育士の会議があれば、悩みを共有できる機会があるのですが、誰にも話せない。相談できる人がいないというのも大きな問題点ですよね。

保育園の規模と力量のミスマッチ

主任保育士の仕事は、保育園の規模が大きければ大きいほど、膨大になります。
それは管理する保育士の数や、連携する機関も増えるためです。

定員が100人規模の認証保育所と30人規模の認可外保育所では、子どもの数から見ても、主任の役割は違ってくることが分かります。

主任という役職を与えられたとしても、人間には能力と力量が人それぞれ違うため、処理できる限界を超えてしまっているのかもしれません。

つまり、施設と主任保育士の個性のミスマッチが起きているのです。

主任だからどんな保育園でもがんばってマネジメントしなさい。という理論は間違っていると思いませんか。

無理に続けると体に負担がかかる

主任だからがんばらなくてはいけないと思う気持ち。
その強い気持ちがあなた自信を苦しめてしまっているのかもしれません。

辛い時には悩みを吐き出していいんです。

でも、立場上できない状況にあると、無理を重ねて体調を崩してしまうことになります。

法人の中に相談できる窓口があれば、主任保育士としての悩みを相談していましょう。

もし、窓口がなければ、保育士の相談を無料で受けられる場所があるので、活用してみてはいかがでしょうか。

主任の教育制度がある保育園とは

主任保育士の仕事を自分で見出し、作っていくのは大変です。

初任保育士からクラス担任、リーダーから主任そして園長へと保育士に対する教育制度やキャリアプランを明確に打ち出しているかどうかも、今後続けてけるかのポイントになります。

もし、研修制度や保育士が目指すキャリアプランが確立されていなければ、一人ひとりが自分で保育士としてあるべき姿を見出していかなければいけません。

あなたが在職している法人では、保育士のキャリアプランは明確ですか?
もし、なければ主任がどれだけがんばっても評価制度が確立されておらず、何年もこの状況が続くことも考えられます。
一度再確認してみましょう。

法人が主任を育てる保育園を見極めよう

主任保育士になって、「自分で主任のポジションを確立していきたい!」と思う人もいれば、「ある程度マニュアルがあって、それに則った上でオリジナルのカラーを出していきたい」と思う保育士もいるものです。

でも、全て本人任せになってしまうと、保育の質が主任や園長によって左右されてしまうことになり、質が確保されません。

保育士に対してのキャリアプランやキャリアパス、そして研修制度が充実している法人は、何年経っても保育の質がキープされるような仕組みづくりが行われているのです。

今、悩んでいるということは、これからの主任の在り方を考える良い機会なのかもしれませんよ。

まとめ

いかがでしたか。どんなに大変な仕事でも、認めてくれる存在がいることでがんばれるものです。でも、待遇もあまり変わらず、仕事に追われ毎日を過ごしているなら、この機会に環境を変えてみるのも一つの方法かもしれません。無料の相談窓口を利用して今後進むべき道を見つけるヒントにしてみてくださいね。

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