30代保育士が転職する時に注意すべきポイントとは

30代保育士

30代になると、仕事が楽しくなる反面、人間関係や将来についての悩みも増えてくる時期でもあります。

後輩保育士と先輩保育士の間にはさまれ、給料も上がらないなら思い切って転職しようと思ったことはありませんか。

そこで、30代保育士が転職する時に注意して欲しいポイントについてご紹介したいと思います。

30代保育士が転職で注意しなければいけない点

30代保育士はどんな点を注意したらいいのでしょうか。
具体的なポイントについて見ていきましょう。

結婚や出産のタイミングを考える必要がある

厚生労働省の調査によると、平成27年度の男性の平均初婚年齢は30.6歳
女性は29.0歳であることが発表されました。

この平均年齢からも分かるように、30代は結婚や出産といった、ライフスタイルが変わる時期でもあります。

そのため、予定がある場合は、計画的に転職活動を進めなければいけませんし、予定がない人は、おおよそのイメージを持ち、転職するのか、現状維持にするのかを考える必要があるのです。

法人では育休制度など、保育士が長く働ける環境づくりを整備しているため、育児休業を取得する場合、代替の保育士を確保する必要が。

面接で結婚の予定など聞かれることはありませんが、採用する側が見ている点について頭に入れておくようにしましょう。

参考:平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況

年齢に応じた事務処理能力が求められる

短大や専門学校を卒業して入職した場合、10年以上に経験を持つ人材になります。
子どもへの対応はもちろん、保護者との関係づくりや、若手保育士の育成、そして事務処理能力なども求められるのです。

今までは、手書きで提出していた人も、パソコンで書類を作る時代なので、経験プラス@の事務能力が必要不可欠。

もし、パソコンが使えない。という人は、今からでも大丈夫!
少しずつ練習して、使えないということがないように準備しておきましょう。

情報に振り回されてしまう可能性がある

少しずつ経験を積み、研修を通して保育士のネットワークが広がる時期でもあります。

法人内でも仲間ができ、他の保育園の様子を情報交換するなど、自施設以外での情報は非常に有益なものになります。

しかし、良い情報の他に、悪い情報や噂なども耳にする機会も増えてくるもの。

他の保育園話題や、保育士にまつわる噂。そしてワンマン運営をする園長の愚痴。
お散歩で一緒になる他の保育園の給料など。

聞いていると楽しいですが、一方的な情報で振り回され、正常な判断ができなくなってしまう可能性があります。

情報量が多ければ多いほど、流されないよう、仕事の話と割り切る姿勢が必要です。

転職したら新人扱いになる

次に転職できた場合の注意点について考えてみましょう。
経験があっても、年齢が上でも、転職した保育園では新人扱いになります。
保育園のルールを覚えるのはもちろんですが、率先して働き、意欲を見せながら信頼関係を作っていかなくてはいけません。

前の職場では、30代である程度立ち位置が定まってはいても、新しい職場ではリセットされるのです。

どこの保育園でも人間関係はつきもの。

キーパーソンとなる保育士に嫌われないように振る舞うなど。
若手に戻って全体にアンテナを貼りつつ、ちょっとした言動で人間関係が悪化しないように気をつけなければいけません。

30代保育士の平均年収

30代保育士は経験があるため、ある程度給与アップも見込めます。
保育士の平均年収を把握した上で、希望する金額をイメージしてみましょう。

  • 全体 ¥171,520(¥214,400)
  • 30~34歳 ¥167,600(¥209,500)
  • 35~39歳 ¥175,920(¥219,900)
    金額は手取りでカッコ内は額面になります。

参考:「保育士等に関する関係資料」

今の手取りと平均を照らし合わせ、プラスどれくらいが希望ですか。
正直な金額をまずはスタートラインとして設定してみることをおすすめします。

30代で転職するメリット

次は30代で転職するメリットについてです。
注意点は多いですが、メリットもたくさん。早速見ていきましょう。

即戦力としての期待

30代は10年以上の保育経験があることから、現場に入ってすぐに動ける、即戦力としての期待が大です。

子どもへの接し方や、保護者対応など教えなくても済みますし、
あうんの呼吸で働くことができるのは、採用する側の大きなメリットになります。

そのためには、今まで担当してきたことを職務経歴書に書き込み、面接対策をして面接に望めば、即内定がもらえるかもしれません。

そのためには、事前準備が重要ですよ。

中堅保育士としての期待

30代保育士は、指示しなくても動け、なおかつ、後輩保育士や新卒保育士への育成にも力を発揮してくれる。

すべての人がそうとは限りませんが、良いイメージを持ってもらえているのも事実です。

年齢や経験はアピールできるよう、事前に台本を考え最大限にアピールできるように準備しておきましょう。

保護者対応への期待

20代ではじめてクレームを経験すると、保護者に対して苦手意識を持ってしまう保育士も少なくありません。

一度の失敗から保護者と距離を取ってしまい、更に溝が深まってしまうことも。

そんな時に頼りになるのが、30代保育士の存在。

実際に保護者と話している部分を見せて教え、あとで詳しく説明や補足をすることで、苦手意識を持っている保育士の育成にも貢献してくれます。

何より、保護者との年齢も近いことから、保護者にとっても安心できる存在になるのではないでしょうか。

今まで培ってきた経験が、転職という機会を機に、更に花開くかもしれません。

30代保育士の転職の選択肢

それでは、30代保育士の具体的な選択肢はどのようなものがあるのでしょうか。
どの方法を選んだら良いのか一つずつご紹介したいと思います。

得意なことがないと異業種への転職は難しい

「保育士の仕事はもうやりたくない!」
「全く違う業界で働きたい!」と思う人も少なくありません。

30代ならまだギリギリ再就職できる可能性もありますが、異業種へ転職する場合、得意なことがない場合は、苦労するのでおすすめできません。

残業や、組織の中に存在するルールを守らなければいけない他、30代という中堅にさしかかる年齢では、スキルも求められるためです。

全く畑違いの場所に転職すると、苦労が耐えないので、保育士としての経験を生かし、働く場所を変えるとい発想で考えてみてはいかがでしょうか。

年齢制限があるため、公立保育士にはなれない

20代での転職は、公務員の年齢制限にギリギリ間に合いますが、30代だと応募条件の年齢に達してしまっている場合もあるため、公務員試験は受けることができません。

安定した公務員を目指すなら、20代で転職を決断し、すぐに試験対策に取り掛かる。
30代では、保育士としてのキャリアがあるので、そのキャリアを生かせば待遇アップも十分見込めるのです。

20代に比べて、選択肢は一つ減りますが、その分保育園から求められる人材であることを意識して、強みを理解してもらえる職場を探すのがポイントです。

得意なことを生かせる施設形態を見つける

保育士の資格を生かせる職場は、保育園の他、

  • 乳児院
  • 母子厚生施設
  • 児童厚生施設
  • 児童家庭支援センター
  • 学童クラブ
  • 児童館
  • 放課後デイサービス

など、働く場所はたくさんあります。
今までの経験を生かして、違う施設を選ぶ方法もありますし、認可保育所や認証保育所、事業所内保育所や院内保育所など、選択肢はたくさんあるのです。

大事なのは、あなたの得意なことが生かせる施設形態を見つけるということ。
でも、自分ではどれが向いているのかは分からないですよね。

そんな人におすすめなのが、保育士の求人を扱うコーディネーターに相談し、個性に合った職場を紹介してもらうという方法。

登録は無料、料金は一切かかりません。

第三者の目でアドバイスしてもらいながら、あなたに合う施設を提案してもらえれば、新たな自分が発見できるかもしれません。

同業他社への転職

保育士の仕事はこのままずっと続けていきたいと思うなら、同業他社へ転職がおすすめです。

法人が変われば、給与体系や労働条件も違いますし、何より、保育士を大事にする会社に巡り会えれば、研修体制はもちろん、スキルアップやキャリアアップにもつながります。

同業他社への転職は、身近な手段として行われているので、コーディネーターに相談して進めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

30代は、結婚や出産などライフスタイルに大きな変化がある年代です。先を見据えて転職する方法もありますし、家庭を優先してパートに雇用を変更して働いている人もいます。

あなたがあなたらしく生きていけるように、立ち止まって今後に向けて考えるヒントにしてみてくださいね。陰ながら応援しています。